99年4月18日
7日目
 
パリ観光 帰国

ルーブル美術館
今日は夕方帰国しますが、それまでほぼ1日フリータイムです。パリから300kmほど北にある『モンサンミッシェル』と言うところへ行きたかったのですが今日はツアーが出ません。やむなくパリの市内を散策する事にしました。月曜日は、ほとんどの美術館、博物館がお休みです。開いているのはとても大きな『ルーブル美術館』だけです。
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地下鉄でパリの中心『博物館前』へ行きます。階段を上がって地上に出ると、目の前はルーブル美術館でした。
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入り口は博物館の中庭の様なこの広い広場の中央にあるピラミッド
の中だ、と前日聞いていたので、このピラミッドへむかいました。
ピラミッドの大きさをみてください。ピラミッド付近の人と比較し
てみてください。結構大きい物ですねぇ。知らないと入れませんね
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ガラスのピラミッドへ入ると、エスカレータで地下へ降りて行きます。あとでわかりましたが大変な混雑になるところだったのです。しかし、早朝のチケット売場はがらがらです。
入場券45フラン(900円)を買って辺りを見回しました。
ええい、とばかりに入ってしまいましたが、このフロアのインフォメーションで日本語のパンフレットを貰ってから入らないといけないらしい。
入って正面には、この博物館の昔の状態(遺跡)が見られます。
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地下をうろうろしていました。どこから上へ上がるんだ?と、、
遺跡の裏側から上へ上がれました。

再びうろうろしていると、なんと懐かしい『ミロのビーナス』があるではありませんか。
35年ぶりのご対面で〜す。

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あまりの懐かしさで振り返ってみました。どうやらホントは入り口から長い廊下の奥に鎮座しているらしい。
あとでわかりましたが、ここは偉く混雑する所らしい。

35年前に逢ったのか?って?
このビーナスは35年前、東京オリンピックの年?に東京上野の美術館へ来ていたのです。たまたま修学旅行で東京に居た私はものすごい混雑の中、このミロのビーナスを見たことがあるのです。ビーナスさん、いつもはここに居るんだって、知らなかったなぁ。ふ〜ん。あのときはものすごい混雑の中『立ち止まらないでください』と叫ぶ中を押すな押すなと言われながらみた物です。今日は、思いがけず本場で再開となりました。閑散としたものだ、と思いながら、、(実はここも混雑するんです)
思いがけない再会を懐かしがりながらも、時間がない。他の物も見たいと2階へ行きました。なんせ30万点もの美術品があるそうです。

2階へ上がると、周囲の壁に『モナリザはこちら』と言う小さな標識があります。
おおっ!、モナリザもあるんだ。と、矢印の方向へ行ってみました。
なにぶんにも、パンフレットを貰う事さえ知らずに、ただうろうろと歩き回っている私です。
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左の写真の中央にモナリザがあります。

青い○の部分を拡大すると右の写真になります。

モナリザはいたずらされた事があるようで、今ではガラスで厳重に保護されています。たいていの美術品はなんら保護されることはなく、誰でもさわろうと思えばさわれる状態にあります。ちょっと異様な感じがします。
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モナリザの置いてある部屋は大きな部屋ですねぇ。モナリザの左側の壁には、ずいぶん大きな絵が飾ってあります。

モナリザは小さい上に、有名なので、ここだけは人だかりがしています。
この辺りから下を見ると1階にも色々展示してあります。基本的に絵画は2階、彫刻は1階としてあるようです。
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下へ降りたらまたビーナスの廊下へ出てきました。この辺りからは迷ってばかり。どういけば向こう側(反対側にも展示場があります)へ行けるんだろう?
先ほどとは異なり、ビーナスの廊下は大変な混雑となってきました。私が美術館へ来たのが早い時間帯だったために閑散としていただけだった様です。このころからは日本人の団体も増えてきています。やっぱりビーナスは混雑するんだなぁ。
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変な彫刻だなぁ。有名な物なんだろうか?

ふと外を見たら、今まで見たことがない中庭が見えます。ここは一体どの辺なんだろう?四方を囲まれているから、テラスみたいなところなのかなぁ?案内書が無くてサッパリわからないよ〜

何とか反対側の建物へたどり着きました。ここにカフェがあります。 少しおなかもすいてきたし、とにかく疲れたぁ。カフェで一休み。メニューをみたら大好きなオレンジジュース19フランがありました。
それにしても大きな美術館ですねぇ。迷うほど大きな美術館なんてはじめてみました。 とにかく疲れたぁ。カフェの窓から見下ろすと美術館の入り口となっているガラスのピラミッドが見えます。
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ピラミッドの向こう側から、どこをどう通ったのかわからない
けど、何とか反対側まで来れました。のどが渇いているせいか
19フランのジュースの、なんとおいしい事か。生き返るぅ。
サービス料などを入れて支払いは25フラン(500円)だっけ
つかれたぁ。

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どうやら端から端までは歩いた感じです。早足で歩いたのでじっくりとは見ていませんが、全体の雰囲気だけは理解できたかな?

この頃になると、疲れてきて、かなりいい加減です。美術品なんか見ていません。

実は、もう一つ自由の女神の元になった絵画があるはずなんですけど、どこにあるのかわかりませんでした。今、日本へ持ち出していると言う噂を聞いた様な気もします。ま、いっか。
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東側の窓から外を見ると南東方向に伸びる道路が見えます。こちらは裏側になるのかな?

反対側(西側)の窓からはセーヌ川が見えていました。
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反対側(北西方向)を見ると中央広場があり、遠くに凱旋門が見えます。
ピラミッドと東側の建物の間の青い○の部分を拡大すると右の写真の様になります。
凱旋門の遙か先に高層ビル群が見えます。あのあたりが新都心『ラデファンス』です。今回のホテルはあの辺りにあります。ここから5kmほどでしょうか?歩くと1時間以上かかるでしょうね。
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出口を探しましたがわかりません。いたるところに居る案内の人に聞きながらやっと出てくると入り口には切符を買う人の長蛇の列です。案内所へ行き、みなさんが持っていた日本語のパンフレットを貰いました。後から貰っても仕方がないですね。だって日本語のパンフレットがあるなんて知らなかったんだもん。
ピラミッドの外へ出ると、入場制限されている人達が並んでいます。今からだと大変ですねぇ。今朝はガラガラだったのにね〜
ミロのビーナスがあとから混雑してきていたのは、こういう事からなんですねぇ。朝早めに行かれる事をお勧めしま〜す。
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ピラミッドの横にある噴水に腰を掛けて一休み、ここで手を動かすと雀とハトが寄ってきます。餌を貰えると思うらしい。あたしゃビデオのテープを確かめているだけなんだけどねぇ。

広い美術館ですねぇ、疲れたなぁ。

モンマルトルの丘
行くあては無し、、さて次はどうしよう。と、ルーブルの庭で考えていました。午後は、画家が集まると聞いた事があるモンマルトルの丘へ行ってみる事にしました。歩くと30分以上掛かりそうなので地下鉄を乗り継いで行きました。
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駅からどっち?わかんないけど丘と言うからには高いところへ向かえば良いだろうと坂を探して登って行きました。狭い道の両側におみやげ物やさんがイッパイあるから大丈夫だろう。
丘の上に教会がありました。教会の上を見ると人々が街を見下ろしています。左の写真の青い○の部分を拡大すると右の様になります。窓から人達が周囲を見ているのがわかりますか?
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丘の上からパリを見下ろすとこんな感じです。
おそらくこの方向が南だと思います。やや右手がパリの中心地、オペラ座やルーブル美術館の方向でしょう。
丘の上まで来たのに画家らしい人達がいません。
今日は日本へ帰る日です。早めにホテルへ戻って休もうと帰ることにしました。
あとで聞いたらこの教会の裏手に広場があり、そこに画家がイッパイ来ているんだそうです。
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雨が降ってきました。いそいでこの長い階段を下りました。

昨日の気温は8℃、ちょっと寒かったけど、今日は暖かい。14〜16℃くらいかな。
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階段を下りてそのまま、まっすぐ歩くとすぐに地下鉄の駅です。
ふと向かい側を見ると『NINTENDO』と言う文字が目に留まりました。
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へ? アコーデオンを担いだおじさんが来ました。
このおじさん、電車に乗ってから中で演奏を始めました。ちょっと演奏して周囲の反応がないとやめて場所を変えます。

他に犬も単独で乗り降りしています。
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犬は一人じゃ降りられない?
と言うのもパリの地下鉄はドアを手で開けるんです。
一部自動で開く車両もあるようですが大半は開けるときに手でハンドルを上に上げます。そうするとドアが開きます。
早めにホテルへ戻り、2時過ぎにホテルの裏にある中華料理屋で遅いお昼を食べて一休み。その後、近くのショッピングセンターで買い物をしてのんびりしました。

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