イタリア旅行
さぁイタリアへ(初日)
98年4月20日
アリタリア航空789便でイタリアへ向かった。
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成田を11:50定刻に離陸した飛行機は関東平野を北上して群馬県から新潟を経て日本海へ出た。そのまま北上して1時間後、北朝鮮と樺太の間を抜けてシベリアへと向かった。
右の写真は飛行機の窓のゴミ? いいえ氷の結晶です。高度1万メートル気温マイナス40〜45度と言う低温のため窓には氷の結晶が付着しています。
雲に覆われたシベリア上空をただただ西に向かって10時間ほど飛び続けます。モスクワ上空やミンスク上空を通過する辺りから進路を徐々に南へ取ります。
すると飛行機の右側にスイスアルプスが、左側には遠くヒマラヤらしい山並みが見えはじめました。
眼下にはアルプスの峰々が見えています。この辺りから飛行機は徐々に高度を下げて、イタリア北部の都市、夕日のミラノ空港へと降りて行きます。
高度を下げて行くと徐々にアルプスの山々の谷間には、村や湖などが見えてきます。昔、あそこには少女ハイジがペーターと生活していた村もあるのだろうか? などと思いを馳せながら見つめていました。
わたしの田舎も山奥だけど、眼下に見える山々のなんと壮大な事か。日本にはこんなところはないなぁ、、などと思いつつ一生懸命下を見ていました。
ミラノで1時間の給油を済ますと再び飛行機は飛び立ちました。ここからローマまでの所要時間は約1時間です。
日本を出てから15時間後、飛行機は無事ローマ国際空港へ到着しました。まずは、迎えに来ているはずの旅行社の係員を探します。ここでうまく旅行社の出迎えに来た係員と会えないと大変です。ホテルへの到着が1〜2時間遅れるからです。
出迎えの彼女は出口ぎりぎりのところまで来て『エイチアイエス』と大声で私たちを捜しています。すぐにわかりました。早速、現地通貨への両替を済ませて、一緒のバスでホテルへ向かうほかのグループの人たちを待ちました。大阪から来る飛行機を待ち合わせると言うのです。30分で大阪から来た飛行機も到着するのだそうです。(実際には5分ほどで到着したみたい)
ローマの空港から市内のホテルへ向かいます。夜のローマは異様な雰囲気です。
ローマは都市そのものが要塞。2000年の歴史はまた戦いの歴史でもあった。ローマは城壁で囲まれた古代都市なのです。道路もビルも全てが石で出来ています。
市内は中央を流れる川(テヴェレ川)と数々の丘からなっています。古代都市は城としての役目や、自然の力で水の流れが必要な事から適当な傾斜が必要だったのです。バスは城壁の一部にもうけられているアーチ(穴)から市内の中心部へと入って行きます。
以下ローマの1日目へ続く、、