最初の観光地『シエナ』は、丘の上にある中世の都市です。
イタリアは旧市街がよく保存されています。バスは旧市街へ入って行けません。シエナでは街の反対側の山の中腹にある駐車場にバスを停めて、そこから旧市街まで15分ほど歩いて行きます。
バスは城壁の外側に停めます、この城壁を徒歩で越えると、シエナの旧市街が見えてきました。左の写真には高い塔が見えます。さらに高いところ(右の写真)には教会も見えます。
ここから石畳の道を教会まで登って行きます。この道路は路地という感じです、途中に階段があったりします。両側には石でできた建物がひしめき合っています。教会までは20分ほどかかるでしょうか。こんな高いところでは水がないだろうに、と不思議な気がします。
丘の頂上にある街、日本ではみられない風景です。しかも石畳の道路。横浜にも石畳の道路は何カ所かありましたがこの30年ほどの間に、ほとんどがアスファルトになってしまいました。最近、少しだけ石畳の道路が再現されていますが当時とは異なり、いやにきれいになってしまいました。
←シエナの街へ到着した添乗員の松元さんと、現地ガイド(右側に見える人)です。
イタリアは雇用確保のため、日本人ガイドが禁止されています。現地のガイドを雇わないといけないのです。
しかしここでは現地ガイドは何も説明せず、全て松元さんが説明してくれました。
街でもっとも高いところにある教会まで登ってきました。左の写真は教会(ドゥオーモ)の正面玄関です。人の大きさから教会の大きさがわかると思いますが、なかなか大きなものです。これだけ多くの石をどこから、どうやって運んできたのでしょう。この教会は入ってみると結構奥行きがあります。教会へのガイドの立ち入りは禁止されています。とりあえず中に入り、ステンドグラスなどをみて、向かって右手の出口からでてきました。
この教会の裏側を降りて行くと窪んだところに、ずいぶん広い広場があります。直径100m以上はあります。
この広場の周囲にはBAR(バールと読みます、喫茶店のようなところです)やおみやげ物の店が並んでいます。ここを横切ったところでお昼を食べました。
イタリアには公共トイレが少なく、まれにあっても有料です。ドライブインなどのトイレも有料。この広場の周囲にもトイレはない、といわれていましたがにぎやかな通りの脇にトイレを見つけました。入り口で500リラ(40円)払って中にはいると、床に穴が開いているだけのトイレです。イタリアにはこの手のトイレが結構あります。最初はちょっとびっくりします。聞くところによると、女性のトイレも似たようなものらしい。