イタリア旅行

98年10月24日 シエナへ

1024-1 ローマ空港へは朝7時半に到着、羽田から30時間もかかってようやくイタリアへ到着しました。到着すると、すぐにバスで最初の観光地『シエナ』へ向かいました。
バスの車窓からは畑が見えます。黒く枯れている茎はひまわりだそうです。一面のひまわりの畑をみていると映画『ひまわり』そのものですねぇ。一面のひまわり畑の中を走る狭い道路の脇の所々に黒人の女性が白いミニスカートでたっています。あたりには畑があるのみです。いったいなにをしているのだろう?と思いましたが、どうやらコールガールらしい。こんな寂しいところでお客さんがいるんでしょうか?

シエナ到着
2 最初の観光地『シエナ』は、丘の上にある中世の都市です。

イタリアは旧市街がよく保存されています。バスは旧市街へ入って行けません。シエナでは街の反対側の山の中腹にある駐車場にバスを停めて、そこから旧市街まで15分ほど歩いて行きます。

3 バスは城壁の外側に停めます、この城壁を徒歩で越えると、シエナの旧市街が見えてきました。左の写真には高い塔が見えます。さらに高いところ(右の写真)には教会も見えます。

ここから石畳の道を教会まで登って行きます。この道路は路地という感じです、途中に階段があったりします。両側には石でできた建物がひしめき合っています。教会までは20分ほどかかるでしょうか。こんな高いところでは水がないだろうに、と不思議な気がします。

丘の頂上にある街、日本ではみられない風景です。しかも石畳の道路。横浜にも石畳の道路は何カ所かありましたがこの30年ほどの間に、ほとんどがアスファルトになってしまいました。最近、少しだけ石畳の道路が再現されていますが当時とは異なり、いやにきれいになってしまいました。

4 ←シエナの街へ到着した添乗員の松元さんと、現地ガイド(右側に見える人)です。

イタリアは雇用確保のため、日本人ガイドが禁止されています。現地のガイドを雇わないといけないのです。

しかしここでは現地ガイドは何も説明せず、全て松元さんが説明してくれました。

5+6 街でもっとも高いところにある教会まで登ってきました。左の写真は教会(ドゥオーモ)の正面玄関です。人の大きさから教会の大きさがわかると思いますが、なかなか大きなものです。これだけ多くの石をどこから、どうやって運んできたのでしょう。この教会は入ってみると結構奥行きがあります。教会へのガイドの立ち入りは禁止されています。とりあえず中に入り、ステンドグラスなどをみて、向かって右手の出口からでてきました。

この教会の裏側を降りて行くと窪んだところに、ずいぶん広い広場があります。直径100m以上はあります。
この広場の周囲にはBAR(バールと読みます、喫茶店のようなところです)やおみやげ物の店が並んでいます。ここを横切ったところでお昼を食べました。
イタリアには公共トイレが少なく、まれにあっても有料です。ドライブインなどのトイレも有料。この広場の周囲にもトイレはない、といわれていましたがにぎやかな通りの脇にトイレを見つけました。入り口で500リラ(40円)払って中にはいると、床に穴が開いているだけのトイレです。イタリアにはこの手のトイレが結構あります。最初はちょっとびっくりします。聞くところによると、女性のトイレも似たようなものらしい。

ピサの斜塔 (98年10月24日午後)
シエナでのお昼が終わり、バスを北へ向けて走らせます。
a シエナから、高速道路への入り口を通過しつつ一般道を走ります。約2時間ほども走ったでしょうか?ようやく港町『ピサ』に到着しました。

←夕日に映えるピサの斜塔です。

 手前には教会の本堂があります。
 そして向こう側にあるのが鐘突き堂となるはずの塔です。川の中州にある港町であり地盤が軟弱だったために建て始めてすぐに傾き始めたそうです。2階を作っている頃から傾き始めたのに、傾きを計算しながら何とか上の階まで建ててしまったそうです。その後も傾き続けており、今でも年に2mmづつ傾いているらしい。10年ほど前までは観光客が入っていたそうですが、今は立ち入りが禁止されています。根本付近は大きな工事が行われています。傾いている反対側におもりらしいコンクリートが縛り付けてありました。
 今の技術なら簡単に傾きを修正することができるらしい。しかし、何でもない街なのに、この塔があるおかげで多くの観光客が来る。もし、塔がまともになってしまったら何でもない街に戻ってしまう。だからこのままの状態が続くことを望んでいるんだそうな。

夕日が沈むと、だいぶん寒くなってきます。
手が冷たいので近くの衣料品店で毛糸の手袋(1万リラ=800円)を買いました。


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