小学校にて |
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99年12月15日作成 00年01月09日更新 |
甥の例 |
翌年、かれが5年生になると『おじさん、これ性能悪い』と言うのです。私が使っていたPC−9801U2をあげることにして、私は新しい物に買い換えたのです。彼は長野から奈良まで一人でパソコンを取りに来ました。、、6時間ほどかけて。小学生が一人で6時間も電車に乗って来ると言うのは、よほどの事かと思います。当時、私は3年間、関西支社に勤務していたのです。
帰りは、重たいパソコンを持って帰るため、JR名古屋駅まで送って行きました。名古屋から長野行きの急行電車に乗せました。長野駅には家族で迎えに出てパソコンを電車から降ろしたそうです。
半年後、彼は自分でプログラムを作って送ってきました。これにはビックリしました。当時のパソコンはMS-DOSと言うOSで動いていました。マウスもなければWindowsもありませんでした。あるていど英語がわからないと使えません。小学生に使える物ではないと思っていました。ですから、彼がゲームを作って『おじちゃん遊んでみて』と送ってきたのには大変驚いたわけです。
彼は、その頃から電子メールも覚えて、会社の同僚たちへ『うちの夫婦喧嘩』と言う論文を送って来るようになりました。このメールをみた同僚は『おまえの甥ってホントに小学生?』と言いました。私もみせてもらいましたが、なるほど小学生が書く文章とは思えません。このあと、親から『家庭内の事を暴露するんじゃない』としかられたそうです。
当時(10年以上前)、パソコン通信は研究者や、ごく一部のマニアしかやっていませんでした。小学生の相手をしてくれる人たちはみなさん大人達だったのです。電子掲示板も大人の話ばかりだったはずです。そんな中で大人の議論に必死で参加していたんでしょうね。そんなゆうたくんは、いま(2000年4月現在)東大の4年です。就職活動をしていますが今年は超氷河期で苦労しているようです。
おわりに |
今回、最後に教頭先生が『興味を持てば凄いんですよ。』とおっしゃっていました。まさにその通りだと思います。
子供達が持つ無限の可能性をどこまでのばしてやれるのか、それを考えるのが私たち大人の務めだと思います。
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