廊門をくぐると驚きと感動で目を見張ってしまった。広く美しい空間。その壮大な神殿。思えばここにたどりつくまでどれほどの距離を歩いただろう。ずいぶんと遠回りしたが、ようやく来る事ができた。しかし、そんな疲れや苦労も簡単に吹き飛んでしまった。しかし、このすがすがしい気持ちはどうしてだろう。興味本位の観光気分で来た僕だったが、そんな僕にさえ、これほどの感動を与える場所。それにはもっと色々な意味があるにちがいない。それを知るために神殿へ上がってみることにする。