fireb.gif 小さなもの→大きなもの 00/03/12
ある大工さんと小さい子供とのワンシーン。

子供 「ねぇねぇ、おじさん。」

大工 「ん?」

子供 「なんでおじさんは「まがり」とか「ふし」とか悪そうな木ばかり買うの? どうして「直」っていうまっすぐなやつを買わないの?」

大工 「ハッハ。甘いな坊主。「直」ってのは「イイ」っていうことが保証されてるだろ。 だから高いんだよ。でもな、「まがり」とかそんな中にも実はイイ木が隠れてるんだ。 おじさんはな、その「隠れたイイ木」を選んでるんだよ。」

大工 「高い金を出してイイモノを買う、これは誰にだって出来ることなんだ。 でもな、安い金でイイモノを買うってのは、おじさんにしかできないことなんだよ。」

子供 「ふーん。」

ちょっと話が違う気がしますが、今回は「小さいもので大きなものを」という「エビで鯛を釣る」 的な考えでうまくやっていこう、というお話です。もちろん、ゲーム製作におけるやつ。

ゲームを作る上で考えなければならないことのひとつとして「データを小さくする」という ことがあります。このデータのある場所はメモリであれ、ハードディスクであれ同じことです。 ハードディスクは最近どんどん大容量化が進んでいるのでさほど問題にならないかもしれませんが、 メモリの場合はあまり進化していないので、ちゃんとこのことを頭に入れておく必要があります。 しかし、限られた容量の中でそれを超えるようなものを表現したいことがあります。 そこで、データを作るときにはそれを考慮に入れなければなりません。

今回はNaGu-Ruで多間接物体を実装中にふと思いついたので書いてみただけです。






もどる