E-1 \7,000
葛飾北斎   萬福和合神
  (まんぷくわごうじん)
 天保4年(1833年)に板行された原題本の変わり版で、別題「国のさかゑ」ともいいます。 寒山拾得図を模した前扉絵は、男は陽根を擬人化した顔、女は女陰を擬人化した顔になっており、 挿画11図は現代人顔負けの乱交図(男女8 人=1図、6人=2図、5人=3図、4人=3 図) 輪姦図(5人、3人それぞれ1図)が絢爛と描かれ、おまけに犬の交尾図も添えられています。 後扉は当時の張型(男根型、女陰型)その他の性具、催淫薬など貴重な資料が12点も掲示されています。
 北斎74歳の晩年、珠艶をきわめた作品です。
■サイズ:タテ210×ヨコ148m/m
 頁数:24頁
 カラー図版:13枚
 

E-2 \6,500
喜多川歌麿 耶密図言葉
    (やまとことば)
 寛政年間(1789〜1800年)に刊行された横半紙本で、おそらく歌麿47〜8才の頃の作かと思われます。それまで華美を極めていた紅摺の10数度摺といった版画が、寛政の改革によって禁止 され、゛紅嫌い"または゛紫絵"といった版画が出現、栄之、歌麿、豊国などの作があります。
  絵は、文読む女に迫る、洗髪の女を後ろから、間男、いちょうとぼし、御新造と忠さん、縁台で、 鶯の谷渡り、つまみ喰い、稽古ごと、行水、お内儀と手代、浮気露見の12図から構成されています。
■サイズ:タテ210×ヨコ148m/m
 頁数:24頁 カラー図版:12点
 

D-1 \4,500
中国古祕戯画 肉蒲団
    (にくぶとん)
 中国4000年の歴史では、後宮3000人を擁した唐の玄宗、歓淫をほしいままにした則天武后、 不老長生の淫婦といわれる夏姫の物語など、房中術の本家だけあって、さすがであります。
  日本でも有名な「肉蒲団」は、ある好色男が色の道こそ人生の目的であると、人妻籠落、下女誘惑の 一盗二婢、手段を選ばぬ色道修業をする物語ですが、これを清朝末期ごろ艶画に仕立てたものです。 いろんな態位、二対一、張型での自慰と美しいカラーで物語は展開されます。 登場の女性はすべて纏足(てんそく)です。
■サイズ:タテ172×ヨコ154m/m
 頁数:12頁 カラー図版:12点
 


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