その4 退院後の生活編
* お腹にあいた4つの穴
* 胆石症をおーじー食で予防するには?
* (最終回)お腹にできたニキビ
お腹にあいた4つの穴
手術の翌日。朝食をとる。トースト、スープ、紅茶とりんごジュース。これもメニューから選ぶ。でもこの時は軽食の条件だった。
友達に迎えに来てもらって無事退院する。家に送ってもらい、ハウスメイトのJちゃんとご対面。
一通り落ち着くと、まず気になるのは手術した場所。
胃の辺りに1箇所でかい絆創膏。へその穴の下半分にもひとつ。その中間の右わき腹に小さい絆創膏2つ。合計で4つだ。
いちばん痛いのはメインの場所の胃の辺り。でも体を右に傾けると4つが一体となって痛みが全体にのしかかってくる。
歩くのにも一苦労。いや、起き上がる時がいちばん大変だ。ようするに腹筋が使えない。
腹筋が使えないってのは、つらいぞ、愛読者諸君。
くしゃみ、せきができないんだ。痛みに耐える用意をする必要がある。ひゃっくりはもっと悲惨だ。
これ、今になって言えることだけど、右の2つは1cm程度、指を刃物で切っちゃったときみたいな傷。へその穴下半分には1cm弱(たぶんへそをちょっと切って穴をひろげたんだろう)。メインの場所は2cmでからだのど真ん中で1箇所縫ったみたいな傷。直ればほとんど気にならない。盲腸の傷の方がでかい。4cmはあるぞ。
なんでこんなにちっちゃいのにしっかり痛いんだろう。驚くのは痛み止めをもらえなかったことだ。ドクターは「パナドール(スーパーで手に入る痛み止め)飲んでねー」で終わり。私はオーストラリアの薬は効きすぎるくらいに効くので、問題はなかったが。
それとこの絆創膏。ウォータープルーフだぞー。すっげーぴったりくっついてる。しかもかゆくならない。オーストラリアは医療については結構発達してる。本当にそう思った。
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胆石症をオージー食で予防するには?
脂肪分を控えるのが定石なのだが、アルカリ食で胆石症は予防できる。
日本でだったらアルカリ食をとるのは簡単だ。うめぼし。そう、これが胆石症予防には絶大な効果を発揮する。
オーストラリアでうめぼしを買おうとすると最低6ドルはする。非常に高価な食品になるため、毎食ご飯のともに、ってわけにはいかない。
それからひじき他海藻類。ここではわかめとこんぶは手に入るが、やはりぼったくられているので高価な品である。日本食は高い。
このアルカリ食、オーストラリアでがんばるなら「りんごジュース」をお勧めする。こちらでは本当の100%ジュースが手に入る。Juiceと書いてあるのは99%以上のものにだけだから、見つけるのは簡単。これを寝る前にぐいっと一杯やる。それでOK。
手術後に気をつけたいのは内臓類。うにが好きでびん詰めを送ってもらっていたが、うに、かにみそ、塩辛、鳥レバーなど内臓類のものは良くない。胆嚢を取ったため、肝臓の働きを良くすることを心がけるという点で、内臓類は避け、イカやタコなどタウリンの含まれた食材を夕食時に取る。もちろん油ものは控え、コレステロールにも気をつけたい。
日本だったらタコ酢だね。タコスじゃないよ。
ああ、日本の食事ってとっても日本人に適しているのね。日本食バンザイ。
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(最終回)お腹にできたニキビ
手術してからというもの、へそにできたニキビに悩んでいる。
手術跡が膿んだ、というほど大げさなものではないが3ミリほどの白ニキビができている。
ちょうどジーンズのボタンの裏側があたるところに傷があるため、いつも擦れてしまうのである。絆創膏をはると蒸れてかゆくなる。
さて、どうしたものか。
GCではこの秋から冬にかけて腹巻のような布の筒状の腰バンドが流行っている(本当の名前はしらない)。
ティーンエイジャーは結構腰にはめている。ベルトの代わりって感じだ(ベルトの機能は果たさないが)。
これ、多少ストレッチ素材なので、腹巻の代わりになればと思い、2つほど購入してみた。
いやー、これが快適なことこの上ない。しかも腹巻よりかっこいい。
と、いうわけで年甲斐もなく10代のおじょーさん達と同じような格好をして外を歩いているのである。
誰もへそにニキビがあるせいだとは思うまい、でっへっへ。
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