ヨーロッパ遠征日記

7月21日 マッサージ
 7時00分起床。朝練で30分ジョック。朝食が昨日の晩と同じ ものが出ているのでだんだんいやになってきた。起きたときからとても疲れていたので 午前中はずっと横になっていたが、全く眠れなかった。

 昼食後、ホテルで自転車を借りて、一人町へ買い物に行った。町と言っても全く栄えていなかった が、床屋とか喫茶店はあり、小さなスーパーマーケットもあった。スーパーマーケットで目的の ボディーソープを探し出し、それを買って帰ってきた。自転車のブレーキがペダルを逆回転させる とかかるり、サドルが高すぎて地面に足がつかなかったので非常に疲れた。

 3時過ぎからは、練習。今日はフリーで30分ジョックのみ。それでもきつい。

 4時からはマッサージ。このホテルのマッサージルームでマッサージをしてもらった。初めの 20分くらいはずっと黙ってやってもらっていたが、マッサージがきつかったので加減してもらう ように頼んでから、少しずつ話すようになった。マッサージをしてくれた人はフィンランド語 ではなく英語で話してくれたので、なんとか理解できた。フィンランドに来てから5日にもなるが、 フィンランドの言葉を何も覚えていないので、挨拶から教えてもらった。それから次々と いろいろな言葉が出てきて、覚えきれないので、また挨拶に戻した。

 マッサージをしてくれた人は、日本には国際千葉駅伝で2回来たということだった。そして 国際千葉駅伝の文字の入った時計も見せてくれた。時計にはなんて書いてあるのか?と聞かれた ので、「国際千葉駅伝」は英語でも説明できたが、「贈 千葉県知事」というのが説明できなくて 考え込んでしまった。とりあえず「千葉のとっても重要な人からのプレゼント」と訳しておいた。 私の前にも昨日から何人か日本人がマッサージをしてもらっていたが、会話をしたのは初めてだ と彼は言っていた。みんな60分間ずっと痛いとも痛くないとも言わず黙っていたようだ。

 日本では中学高校と英語を勉強するが、ほとんどの人は話せないと説明しておいた。フィンランド では9歳から英語の勉強を始めるそうで、テレビでも英語の放送がけっこうあるため、ほとんどの 人は英語を話せるそうだ。

 フィンランドの陸上選手は午前中にハードなトレーニング、午後はマッサージ、そして次の日は 何もしないというパターンが多いそうだ。普段のマッサージはかなりゴリゴリとやるそうで、今日 のマッサージはゆるめだと言われた。明日は休まないからそれでいいと言っておいた。

 夕食の時にさっそく覚えた言葉で挨拶してみた。じゅうぶん通用する。夕食はソーセージを 煮込んだものがおいしかったので、食堂の人においしいとフィンランド語で言ってみたら、 ありがとうと返された。通じている。

 夜はテレビでパリのグランプリを見た。200mでは日本の伊東選手が出ていた。800mでは 世界記録保持者のキプテケルが、片足のスパイクが脱げているのにラストで競り勝っていた。どの レースも凄すぎて、何の参考にもならないが、価値あるものを見られたように思う。

 今日は朝は暑くて湖水浴日和だと思ったが、昼からは涼しくなり、夕方には雨がちょっと降ったり して、とても過ごしやすい1日だった。
マーケット(12KB)

お店の中
自転車(11KB)

買い物に使った自転車(足がとどかない)

本日の食事&その他の写真 遠征日記もくじへ