7月25日 ヨーロッパ第4戦(カレリアゲームズ) |
7時45分に起床。昨日痛めた足は治っていなかったので、
朝練はせずに20分くらい散歩してから朝食を食べた。
午前中は部屋でうろうろ。パソコンをいじったり、手紙を書いたりした。
1時30分、試合会場のラッペンランタへ向け出発。約150キロの道のりを1時間40分で
走りきった。会場に着き、ナンバーカードをもらってメインスタンドへ行った。トラックは青色。
大きなオーロラビジョンがあり、F1グランプリがライブでやっていた。レースのスタート時刻は
5時20分。スタートまで2時間あったので町へ歩しに行った。田舎町に思えて、実は大きな町
だった。「地球の歩き方」という本にも載っていたような気がする。
800mはA組とB組の2レース決勝。B組はフィンランド人だけ。A組は14人決勝。
ケニア人が5人もいる。かなり本格的なレースになりそうな予感がした。レーンは1レーン。
ほとんどのレーンに2人入ったが、運良く1レーンは1人だった。顔に力が入っているから力んで、
体が動かなくなると河野さん(大塚製薬監督)に指摘されていたので、このレースでは顔の力を
抜いて走ることだけに集中した。
ケニア人がいるだけあってスタートから速く、先頭は1周目を
49秒台で入っていった。高橋&和泉は後ろのほうで52秒台通過。600mは高橋が1分
19秒台。和泉が1分20秒台。残り150mくらいからだんだん顔に力が入ってきて、
力みだし失速してきた。残り50メートルくらいで前にいるケニア人が弱っているのが見えた。
最後はそのケニア人だけ抜くことを考え、顔の脱力を忘れてしまい、大失速。前にいた高橋くん
もかなり失速していた。しかしケニア人だけはなんとか抜いてゴールした。
ゴール後、平田さんに1分48秒から1分49秒の前半は出ているといわれたが、正式結果は
8位までしか出ず、公認記録にならないかと思われた。結果は分からないままダウンに行った。
1分50秒を切った割にはそんなに疲れていなかった。足が痛かったりしたので、よく走れたと
思った。レースが終わってしまうと足の痛みは忘れてしまい、ついでに足の張りもなくなって
しまった。めでたしめでたし。
ダウンから帰ってくると正式記録が1分51秒台になっていると言われた。しかも明らかに
順位も違うらしい。コーチがビデオを持って抗議に行ったという。このままだとパペンダルの
1500mといっしょで、いいかげんな手動の記録になるのではないかと思った。結局順位が
繰り上がって、タイムもまともなタイムになった。しかし自己ベストには100分の5届かず、
セカンド記録となった。次のレースで頑張るしかない。
メインの5000mも終わって、あとリレーだけになった頃、お腹がすいたので、売店の
フランクフルトを食べることにした。1本7マルカ(170円くらい)。財布の小銭を出して
みると6マルカとちょっとしかない。どうしようかと思っていたら、店のおばちゃんが
それでいいと言ってくれ、まけてくれた。ありがとう、おばちゃん!!
1500mは最後まで7位以降の結果が出ず、試合が終わってからも待っていた。結果が出て、
それを見た。小池は自分の順位が違うという。タイムも違うらしい。そして自己ベストじゃない
からいいですといってすねていた。試合会場はもう片づけが始まっていて、抗議どころじゃ
なさそうだった。そしてそのまま帰ってきた。宿泊先に着いたのは12時ごろだった。
ホテルに着くと一時帰国していた柴田さんが、戻ってきていた。
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800m
9. 高橋圭太(大塚製薬) 1'49"11
10. 和泉憲昌(体育学校) 1'49"58
1500m
4. 佐藤清治(佐久長聖高校) 3'41"35
15. 小池旭(体育学校) 3'46"23
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5000m
5. 高岡寿成(鐘紡) 13'39"81
7. 三代直樹(富士通) 13'41"87
9. 野田道胤(本田技研) 13'49"29
10. 瀬戸智弘(鐘紡) 13'58"92
12. 野口憲司(四国電力) 14'00"15
14. 岩佐敏弘(大塚製薬) 14'07"55
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800m最後の直線(左から8位、10位、9位、11位、7位) |
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5000mのスタート(先頭はケニアばかり) |

試合後 |
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