ヨーロッパ遠征日記

8月1日 ヨーロッパ第6戦(マイ ガラン)
 7時起床。朝練はしなかった。朝食を食べたあとメールを チェック。ウドワードから来ていた。しかもローマ字で書いてある。ウドワードも今日のレースに 出場する。今日は1分44秒をねらうと書いてあった。メール確認後は寝た。起きると12時 近かった。

 昼食後は町を散歩。テレビの音楽番組で流れていた歌が気に入ったので、店でそれを探して購入。 店を3件回ったが、どの店も値段が違う。こっちでは店が独自に値段を付けているのか?

 4時に競技場へ行き、すぐにウォーミングアップを始めた。今回の800mはC決勝。B決勝に 入れてもらえるように平田さんが頼んでくれたが、だめだった。C決勝は大会のオープニングの前、 つまり前座のレース。持ちタイムが遅いと、こういうことになる。頑張らないといけない。

 アップ中に高校の先輩である安斎先輩が応援に来てくれた。安斎先輩もオリエンテーリングの 試合でスウェーデンに来ていて、帰る前にわざわざマルメまで来てくださった。

 レースは5時25分にスタート。はじめからラビットがいないことがわかっていたので、積極的に 前に行かなければならなかった。最初の150mで高橋(大塚製薬)が先頭に立ち、和泉は遅れで 4番手。250mまでになんとか前の選手をかき分けて2番手に上がる。

 600m通過が1分20秒台。通過タイムはそれしかわからなかった。ここまではいいペース だったが、残り200mを切ってから失速が始まる。少しずつ高橋と和泉の差は開いていったが、 残り50mからは逆につまってきた。結局そのままの順位でゴール。あと20m余分に走れば 抜けたかなぁという感じだった。

 1500mの方もみんなB決勝でラビットなしの前座レース。ラスト100mの勝負で 三代くんが勝利。2位の野田くんも大幅自己新。小池くんは前のレースと比べればかなり よかったと思う。

   800mのB決勝ではウドワードが登場。ラスト300mから逃げ切り1分45秒23の自己新。 本人は44秒台をねらっていたので残念そうだった。次もスウェーデンで試合があるそうだ。

 デジカメでレースを撮ってもらうために平田さんにデジカメを渡しておいたが、メモリカードが 入っていなくて撮れなかったと言われた。パソコンに入れたまま来てしまったようだ。メモリ カードを取りにホテルへ帰り、また選手の送り迎えをしている車に乗って競技場まで来た。

 車に乗ったのは自分ともう1人の選手だけ。それがなんと女子200m、400mで有名な フランスのペレクだった。乗ったときはどこかで見たことあるなぁと思っただけだったが、 降りてから気がついた。彼女がモーリス・グリーン(100m世界記録保持者)と話しているのを 見て思い出した。この試合もビックネームばかりだった。

 今日のメインレースは男子100mと男女の200m。注目選手はグリーンとペレク。 グリーンは50分しか間がない100mと200mの両方に出場。結果は10秒05と20秒16。 どちらもスタジアムレコードだった。ペレクは2位。そのあと女子棒高跳びで世界記録に挑戦した 人がいて会場が盛り上がった。

 800m
 1. 高橋圭太(大塚製薬)     1'51"10
 2. 和泉憲昌(体育学校)     1'51"35
 1500m
 1. 三代直樹(富士通)       3'44"24
 2. 野田道胤(本田技研)     3'44"64
 6. 小池旭(体育学校)       3'45"85
 9. 野口憲司(四国電力)     3'47"36

競技場(16KB)

高校の先輩安斎さんと
ボルドン(15KB)

試合には出ていなかったボルドン(握手してもらった)
スタジアム(19KB)

競技場の雰囲気

本日の食事&その他の写真 遠征日記もくじへ