ヨーロッパ遠征日記

     
8月3日 再びパペンダルへ(警察に捕まる!?)
 目覚ましなしで6時に目が覚めた。圭太くんも同時に目が覚めた。 私はボーっとしていたが、彼はすぐに着替えて朝練にいった。10分くらいテレビを見ていたら 昨日の試合結果をちょっとだけやっていた。その後自分も着替えて朝練。寝たのが1時くらい だったので寝不足で、体が重たく、30分ジョックがかなりきつかった。

 出発が9時15分だったので早めに朝食を食べ出発の準備。また物が多くなっているような 気がする。スーツケースに詰めるのが本当にきつかった。このホテルへ来たときよりも絶対重く なっている。

 9時くらいには全員集まっていて、ここで平田さんが全員のパスポートと航空券を回収した。 そして車にみんなの荷物を詰め込み、出発するのかと思って車の近くで待っていたら、みんなが 出てこない。何をしているんだろうと思い、戻ってみると、野田くんがスーツケースを開けて 中を探り回している。航空券がない。それじゃ飛行機に乗れないじゃないか!!周りの人間が ここにあるんじゃないか、とか言ってなんとか探そうとしたが、結局見つからず、とりあえず 空港まで行くことにした。

 車2台で空港まで行った。野田くんとは車が一緒ではなかったので、詳しいことはよく わからなかったが、結局、空港に着くまでに見つかった。めでたし、めでたし。パスポートと 航空券だけはしっかり保管しなければいけない。

 マルメからアムステルダムまでは飛行機。搭乗手続きを済ませゲートに行くと、外に とまっているのは小型のプロペラ機。なんか揺れそう。しかし天気も良かったため、全く揺れず、 快適な2時間だった。

 アムステルダムからはタクシーでパペンダルに行くことになっていた。タクシーなどを手配して くれている人は、ヘルフーンというおじいさんで、はじめにオランダに来たときも、この人が 全部やってくれていた。今回も8人乗りのタクシーに重たい荷物と9人+ドライバーが乗った。 荷物が積み終わるとヘルフーンは帰ってしまった。いよいよ出発。きついけど1時間ちょっとの 我慢だとみんな思っていた。

 車が動き始め50mくらい行ったところで、前の車から「STOP POLITE」と書いたカードが 示され、タクシーが止められた。前の車から2人、後ろの車から1人が出てきてドライバーに 何かを言っている。そして話が終わると車は動き出した。

 何が起こったかをドライバーに聞くと、重大な問題が起こったという。なんだそれは!! 具体的じゃなくてわかりにくい。今からどこへ行くのかと聞くとわからないという。彼らは警官 なのかと聞くと違うという。タクシーは近くの駐車場で停止した。

 ドライバーは車から降りて、また警官らしき人たちと話し合っている。これは、人数オーバーで 捕まったのだと思った。何が起こったかその警官らしき人に聞くと、人数オーバーと、 ドライバーがタクシーの免許なしで運転しているということだった。そして3人は警官だと 言った。これから何が起きるのかわからないしどのくらい時間がかかるのかわからない。

 列車で行くからもう行っていいかと聞くとだめだと言われる。列車でも時間がかかるし、 代わりのタクシーを呼んでいるから、1時間半待ってろと言われた。空港が隣にあるのに、なんで 1時間半もタクシーを待つのかよくわからなかった。どうやら今捕まったタクシー会社の タクシーが迎えに来るらしい。なんとも回りくどいことをしてくれた。待っている間、お茶でも 飲んでこいと言われ、あきらめて近くで昼食を食べた。

 約束通り、1時間半くらいして大きなタクシーが来た。タクシーというよりもバスに近い。 荷物は捕まったタクシーで捕まった人が運転し、人間だけその大きなタクシーに乗った。結局 窮屈な思いをせずにパペンダルへ移動することができたので、警察に止められたのがかえって よかったのかもしれない。パペンダルに着き、荷物を下ろすと、ドライバーが謝ってきたので、 「It's OK.」と言っておいた。しかしこのドライバーはタクシー免許を取得していなかったのか、 たまたま免許を持っていなかったのか、どちらだったのだろう?会話が全部理解できていたら わかっただろうに。またまた英語の必要性を感じてしまった。 
マルメ空港(12KB)

航空券が見つかってホッとする野田くん
プロペラ機(9KB)

これに乗ってアムステルダムへ
オランダの警官(11KB)

オランダの警官
タクシー(11KB)

捕まったタクシー(車の横は警官とドライバー)

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