ヨーロッパ遠征日記2000

7月1日 ヨーロッパ第1戦(エウラヨキゲームズ)
 午前中は天気が良く、今日はレース日和だと思ったのだが、 午後になると曇ってきて、雷雨になった。

 レースの出走予定時刻は夕方5時45分。それに合わせて4時半くらいからアップを始める ことにした。結局雨は止まなかった。しかし5時くらいから晴れてきて青空が見えてきた。

 アップが終了し、スタート位置へは5時半くらいに行った。競技は中盤まで差し掛かっていて、 女子幅跳びや男子やり投げが、スピーカーからの効果音付きで盛り上がっていた。トラックでは 男女の100mが始まろうとしていた。この時点で進行はすでにかなり遅れていた。

 予定より遅れているので、身体を冷やさないようにジョッグをしていたが、また雨が降り出し、 ジョッグできる状況ではなくなりテントの中へ引っ込んだ。大雨の中100mはずっと続き、 終わった頃には50分遅れになっていた。しかし、競技の係の人たちはまったく急ごうとせず、 ずっとマイペース。遅れているとは思っていないようだった。何とのんきな人々なのだろうか? それとも自分たちがせっかちなのだろうか?よくわからない。

 800mはA、B、Cの3組があって、日本人は全員B組。一番速い組はA組。女子800m から始まり、C、Bの順に走った。1レーンに2人ずつ入ってのスタートだった。スタート直後、 ペースが速くなると思ったので、様子見で中盤に付けて走っていたが、全然きつくない。1周目 通過が55秒。先頭は54秒。遅いのにも関わらずその後も全く先頭はペースを上げていかず、 先頭は500mを過ぎたところでやめてしまった。ここでやっと彼がペースメーカーだったことが わかった。
 最後の200mになったときに前に出ようと思ったが、前にいる選手2人があまりにも大きく 壁になって身動きがとれない。しかも彼らのスピードが落ちてきた。最後の直線で、先頭には 高橋が上がり、そのあとに森が出てきて、負けじと外国人選手の壁を抜け出し2人を追ったが、 3番手に上がったところで終わってしまった。

 A決勝は選手紹介の時にテレビカメラが入ったり、ペースメーカーの存在をはっきりさせたり、 B決勝とは様子が全く違っていた。優勝はケニアの選手で1’47”96。2位はケニア出身で フィンランド国籍のウィルソン(昨年友達の証としてデジカメをせがんできた)が1’48”10 でゴールした。
800mB
1.高橋圭太(大塚製薬)    1'52"44
2.森祥紀(体育学校)     1'52"45
3.和泉憲昌(体育学校)    1'53"39
?.柴田清成(富山陸走会)  1'54"??

女子1500m
6.小崎まり(ノーリツ)     4'24"96
9.岡本治子(ノーリツ)     4'39"59
3000m
4.池谷寛之(本田技研)    8'02"62
5.山口洋司(NEC)       8'03"38
6.市ノ瀬進(鐘紡)        8'03"79
8.油谷繁(中国電力)      8'06"39
18. 野田道胤(本田技研)   8'20"15
謎のマスコット(11KB)

謎のマスコット
レース後(12KB)

レース後の森&和泉

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