ヨーロッパ遠征日記2000

7月9日 ゴッホ美術館
  朝から雨で、朝練をする気がなくなりそうだったが、走り 出すと隣の町までいっていて60分ジョッグしていた。どこの町にも必ず教会があるなぁと 思った。

 ブランディングホテルは1泊だけで、今日は昨日までいたパペンダルに戻ることになっていた。 そこで出発まで朝寝。

 12時前にパペンダルに着き、昼食後はフリーだったのでアムステルダムへ行くことにした。 オランダへ来たのならゴッホの絵を見ずして帰るのはいかんということでゴッホ美術館を目指した。

 いつも通りアーネムまでバスに乗り、アーネムからは列車に乗った。いつものように普通に席に ついてゆっくりしていたところ、2人の車掌さんが自分たちのチケットを確認しに来た。そして 「サプリメント」がどうのこうのと言ってきた。「サプリメント?」意味が分からない。困って いたら今乗っている列車には特別料金がいるのだと教えてくれた。いくらか聞いたら60という 答えが返ってきた。今持っているお金が60ギルダーしかない。森なんてそんなに持ってない。 困ったぞぉと思いながらも60ギルダーを取り出すと、16だと言われた。よかった16ギルダー だ。ホッとして、16ね、と車掌さんに確認し、払おうとしたら2人で13ギルダーでいいと 言われた。なんだかよくわからないけど安くなって助かった。お金が払えなくてまずい!!と 思って冷や汗が出ていた。もっと英語を聞き取れるようにならないといけない。16と60を 間違えるようでは・・・

 アムステルダム駅について先ず両替をした。空港と比べるとかなりレートが悪かった。両替後は まっすぐゴッホ美術館へ向かって歩いた。途中で両替の店があったが、どの店も駅の両替より レートがよくて、損をした気分になった。たかが100円、200円なんだけどねぇ・・・

 駅からゴッホ美術館までは2Kmくらいあった。かなり遠く感じた。着いてみると日本の おっちゃん・おばちゃんツアーがたくさんいてうるさかった。あ〜なんか雰囲気が台無し。

 チケットを1人分買ったのに2枚のチケットをもらい、もうけたと思ったが、すでに森はチケットを 買っていたので意味がなかった。

 ゴッホ美術館は地下1階から3階まであり、ゴッホの絵が置いてあるのは1階だけだった。 ゴッホの絵はたくさんあったが、価値がよくわからない。いくつか見たことのある絵もあり、あの 有名な「ひまわり」もあった。本物なのだろうか?おもしろかったのはゴッホが日本の浮世絵を 模写した絵。安藤広重の物だろうと思うが「新吉原・・・」、「大黒屋錦木・・・」など、漢字も そのまま写していた。隣にいた人に漢字の意味を聞かれ、わからなかったので、人の名前か場所の 名前だと言っておいた。

 一番気に入ったのは3階にあったモネの絵。見ているだけで匂いや音が聞こえてきそう。なんか すごい。ゴッホの絵を見に来たのにモネの絵に感動した。

 地下に降りると隣の建物につながっていて、そこには日本美術が展示してあった。ゴッホは 日本の美術がお気に入りで、かなり影響を受けたらしい。ここまで来て日本の物を見るとは 思わなかったが、確かに細かさはすばらしい。外国の人にも話しかけられ、すばらしいと言われた。 日本を代表して言われたようでうれしかった。日本美術の置いてある建物の設計者の名前が確か 「KISYO KUROKAWA」となっていた。

 ゴッホ美術館を出ると、帰るまでに夕食を食べるくらいの時間しかなかった。駅前の適当な 店に入って意味の分かる文字だけを探して料理を注文した。全部入りのピザも注文してみた。 そうしたらごちゃごちゃにいろんな物がのっかったピザが出てきた。食べてみると、バナナの味が 一番強く、バナナを食べているようだった。89.5ギルダーの支払いに、キリのいいお釣りを もらおうとして109.5ギルダーをウェイターに渡したらお釣りが10ギルダーしか戻って こなかった、文句を言ったら、店員どうしてもめだした。10分くらいして、やっともう 10ギルダーが戻ってきた。よくわからんけど、はやく返してくれって感じ。

 帰りの列車も特別料金が取られるのではないかとドキドキして乗っていたが、結局取られずに 帰ってこられた。
ゴッホ美術館(4KB)

ゴッホ美術館
ハイネケン(7KB)

ハイネケンビール工場

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