ヨーロッパ遠征日記2000

7月19日 ヨーロッパ第4戦(タンペレミーティング)
 レースの時間が夜の9時20分なので、いつも通りの生活を していると、疲れてしまうということで、朝食を食べずに朝10時まで寝るようにスタッフから 指示があった。そのため昨日の夜(というか今日の朝方)は1時まで無理して起きていた。 しかし、気が付くと7時過ぎには1度目が覚めていた。そこでまた頑張って10時まで寝た。 そして朝練をした。

 昼食が11時からだったので、朝食とも昼食ともいえない食事をとった。そして大川さんの 部屋へ行き、パソコンを接続。久しぶりにメールチェックとHPのアップロードをした。 ヤフーのニュースを見ると日本では2千円札がデビューと載っていた。

 その後はたまった洗濯を手洗い。自分の腕で脱水をするので、腕がパンパンに張ってしまった。

 夕方から雨が降り出した。かなりの豪雨だったので、また雨の中のレースかぁとあきらめかけた が、すぐにやんだ。天気は曇りで少し寒いくらいだったが、走るのにはちょうどいい気候になった。

 800mは13人決勝。運良く1人のレーンになった。テレビはライブで放送しているらしい。 オーロラビジョンでもテレビの画面が映っている。映っているのはフィンランド代表のウィルソン ばかり。ケニアが3人、南アフリカが3人、ザンビア1人と黒人ばかりだった。

 今回はペースメーカーがついているきちんとしたレースだったので、普通に走ればタイムは 出るはずだった。スタートして100mまでは先頭に付いて行けそうな位置にいた。しかし、 直線に入ったとたん外からドッと寄ってこられ、完全に周りを囲まれた。そして前の選手の ペースが上がらず、詰まって転びそうになり減速。その間に、先頭との差がどんどん広がって いった。この詰まった時に押し合いをして無駄な力を使い、初めの200mだけで力尽きた。

 あとは後ろのほうでただ走るだけ。1周目の通過は53秒台だったが、すでに身体は固まって どうすることもできなかった。そして2周目にはいると最下位。最後の直線で自分と同様力尽きた 森と、フィンランドの選手をなんとか抜いてゴール。タイムがなんとも情けない。下手すると 中学生でも出せるタイムだ。トップはケニアの選手で1分47秒42。ウィルソンはまた2位。

 レースが終わって競技場を出る頃には夜の11時。次の日は移動。ハードスケジュールだ。

800m
11.和泉憲昌(体育学校)    1'54"58
13.森祥紀(体育学校)     1'56"08

1500m
7.柴田清成(富山陸走会)   3'47"89
10.高橋圭太(大塚製薬)    3'48"75

10000m
2.池谷寛之(本田技研)      28'55"01
3.中野剛(佐川急便)       28'55"87
4.松長信也(中電工)       28'56"41
5.大川久之(山陽特殊製鋼)   28'59"48
 
2周目(9KB)

800m決勝(2周目)
レース後(11KB)

レース後(松長、和泉、森、大川、池谷、中野)

本日の食事&その他の写真 遠征日記もくじへ