ヨーロッパ遠征日記2000

7月28日 ホテルの移動
 午前中は最終調整で、一昨日のボロい競技場へ。ナショナル スポーツセンターかと思っていたが、本当はナショナルアスレティックスタジアム。陸上競技場 だけの施設だった。国立競技場の割には代々木の競技場程度でしかない。本当にここが試合会場 なのか?

 練習は結局ジョッグだけ。長距離の人たちは1000mの刺激を入れていた。

 競技場にお迎えのバスが来て、ホテルに帰ると、すでにチェックアウトの時間を過ぎている。 チェックアウトは12時。でも余裕でシャワーなんか浴びて、何事もなかったかのように 部屋の鍵を返して電話の精算。時間のルーズなヨーロッパではこういうときに助かる。

 昼食後、試合に出る選手が全員別のホテルへ移動。その前に、朝洗濯屋に出していた洗濯物を 取りに行った。ホテルから歩いて15分くらい。しかし時間がないので早歩き。往復20分で 帰って来られた。洗濯と乾燥をしてくれるのだが、しっかり乾いていない。ただ乾燥機に入れてる だけだから仕方ない。それで8.2ポンド(約1100円)。高い。でもクリーニングに出すより 安い。

 洗濯屋から帰ってくると、バスが3台来ていた。その1つに荷物を入れて乗り込み、出発は まだかぁ〜!!と言っていたところ、このバスは選手用のバスではなく荷物共々降りる はめに・・・

 残り2つのバスに乗ろうとしたが、すでに荷物の入るところがなく、人間も何人か乗れなさそう。 結局スタッフと荷物を残して、バスは出発。予定より30分遅れ。スタッフはタクシーで あとから付いてきた。

 移動先のホテルは、そんなに遠くなくて、ここよりもっと街に近いと聞いていたが、バスは 街の方へは入っていかない。渋滞を避け、グルッと運河を回って街に戻るのかと思いきや、 運河の周りは大渋滞。そして運河からそれて街が遠ざかる。もう街には戻れない。なんかドナドナ 状態。洗濯をとりに行っておいてよかった。あとになって気が付いたが、ホテルにTシャツを忘れてきた。 もうそれも取り戻せない。

 バスは渋滞でなかなか進まず、途中で眠くなって寝た。ホテルには40分くらいで着いた。 全然街には近くない。競技場からもおもいっきり遠い。なぜここが宿舎になるの?

 今日は、富士通の藤田が合流。ベルギーで合流の予定だったが、なぜかここで合流しスタッフも 戸惑っていた。彼はイタリアで1レース走ったあとここへ来たらしい。ずっと1人でかなり 心細かったみたいだ。乗り継ぎのため、ロンドンで2泊し、大学の寮に泊まったらしく、食事は なく、一番近くのレストランがジョッグして30分ほど。近くにあるのはファーストフードだけ。 毎食ファーストフードでひもじかったらしい。こちらに来てやっとまともなものを食べられたと 言っていた。

松長(9KB)

練習後着替えにあわてる松長
森&和泉(8KB)

次のホテルへ移動後(くつろぐ森&和泉)

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