ヨーロッパ遠征日記2000



7月29日 ヨーロッパ第6戦(ダブリンミーティング)
 このホテルでも朝と昼を兼ねた食事になっていた。ホテルの 周りには何もなく、遠くまで食事に行くのが面倒で、10時前まで寝ていて、11時前に朝食を 食べた。昼飯は当然なし。

 レースは17時過ぎなので午後も暇だった。他の人たちはレースの時間が早いので、レースの 時間にあわせて出発していった。

 競技場へはシャトルバスがあって、問題なくあのボロの競技場へ行けた。高速道路みたいな ところを走ったため、遠いはずの競技場へたった15分で到着できた。なぜ不便な場所へ宿泊地を 移したのかやっとわかった。

 到着したときには女子の5000mは終わっていて、男女の400mが行われていた。男子では 45秒3、女子でも51秒5くらいのタイムが出ていてレベルは高かったが、お客が全然いない。 アイルランドでも陸上には関心がないのかもしれない。レースのポスターがどこにも貼って なかったし。

 男子1500mになり、前回800mで好記録を出している森に注目していたが、1000mの 通過のところで、後ろからユニフォームを捕まれて振り回された。そして他の選手にぶつかって そこでも吹っ飛ばされた。もう踏んだり蹴ったり。完全に力尽きた。

 800mはメインレース。南アフリカの選手がいいペースで走れるぞと教えてくれたが、彼の いいペースとこっちのいいペースは絶対違う。

南アの選手の言ったとおり、いいペースで、1周目後ろから2番目で51秒台通過。600mでは 完全に最下位になり1分19秒台通過。全然遅くないのに、前はどんどん離れて行く。残り 150mで1人抜いたが、直線でまたも撃沈。残り50mで抜き返され、またも最下位ゴール。 最後の200mは32秒もかかり、長距離よりも遅い。コーナーで無理に抜くべきではなかった。 それが今日の反省。

 レース後、また南アの選手が話しかけてくれ、練習方法や、彼の練習環境などを話してくれたが、 話すのが早すぎて、全く聞き取れない。全くわからないのでゆっくり話してくれと頼むと、 はじめの1,2分はゆっくり話してくれたが、結局もと通り。彼の言っていることの10分の1 くらいしか理解できず。なんか彼にすまない。英語をもうちょっとなんとかせねば・・・

 夕食をホテルのレストランで食べていたら、誰かが横から腹をつついてくる。誰かと思えば さっきの南アの選手。部屋番号を教えろと言ってくる。教えて上げると、あとで部屋にいくと 言ってレストランを出ていった。しかし、結局部屋には来なかった。よくわからん。

800m
10.和泉憲昌(体育学校)    1'51"58


1500m
5.高橋圭太(大塚製薬)    3'46"83
6.柴田清成(富山陸走会)   3'47"25
14.森 祥紀(体育学校)    3'58"91
5000m
1.池谷寛之(本田技研)      13'50"71
3.中野 剛(佐川急便)      13'52"52
5.松長信也(中電工)       13'55"36
8.大川久之(山陽特殊製鋼)   14'11"23
9.藤田敦史(富士通)       14'17"57

女子5000m
1.大南博美(東海銀行)      15'27"58
2.橋本康子(日本生命)      16'03"61
4.楠 真美(デオデオ)      16'12"64
800m(10KB)

800m1周目通過(後ろから2番目)
レース後(6KB)

レース後

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