韓国合宿日記

12月2日 南大門市場(ナンデムンシジャン)
 朝練は、昨日より10分短くなり50分ジョッグ。出だしは、かなりゆっくりだったが、 後半は、韓国選手が急にペースを上げ、それに負けじと、体育学校の川上があおったために 更にペースアップ。オリンピック公園を3周して44分経ったところで、李コーチが、 終了の合図。50分ジョッグなのに途中で終わってしまったのがなんとも、気持ち悪い。

 午前中は、韓国のナショナルチームの選手しか使用が許されていない選手村で、サーキット トレーニング。内容は、簡単で単純な運動を9種目。3種目やる毎に90秒休憩。種目間は 100mのダッシュ。全力に近いためかなりの強度。9種目終わった後3分休憩して1000m。 これを3セット繰り返し、1000mの設定が2分55秒、2分50秒、2分45秒という順に 上がっていった。自分は2セット目の1000mで足が攣り出したが、なんとか設定タイムでは 走り切れた。3セット目は、何度も攣り、最後の1000mはずっと攣りながら走り、ついて行けず、3分04秒。先頭は、さらにペースを上げて、トップは2分36秒くらいだった。

 午後は、フリージョッグ。サーキットの疲れか、昨日の登山の疲れか、急に腰が痛くなって きた。ジョッグは、笹野、川上、森川らとロッテワールド方面へ。ロッテワールドの周囲には、 大きな池があり、ランニングをするための周回コースにもなっていた。気温が15度で、暖かく、 平日の割には、けっこうお客さんが来ていた。

 夜は、夕食後、同部屋になった菅原先生と地下鉄に乗り、南大門へ。地下鉄の中では、 突然、座っている人たちに、何かを書いた紙を配る人がいて、自分たちも渡された。数分後、 また配っている人が戻ってきて、紙を回収。隣の人は、お金を払い、ガムをもらっていた。 この紙は身分証のようなもののコピーがあり、その下に「すみませんが・・・」というような 書き出しで、その後の中身は理解できなかった。募金か、新手の商売か?現地の人にしかわから ない。

 南大門は、思ったほどきれいにライトアップされていなかったが、ソウルへ来たという実感 がもてた。その後南大門市場へ行き、その活気に圧倒された。市場のどこへ行っても日本語が 飛び交い、お店の人が外に出てきて、自分たちを呼び止める。「いらっしゃい、革ジャンあるよ」 「あそこよりこっちの方が安い」というように。ひどいと、「服あるよ、女も薬もある」という人 もいて、危険なところだと思った。屋台の人たちは、かなり強引で、むりやり腕を 握ってお店へ連れて行こうとする。どこへ行っても日本語が通じる。「冬のソナタ」人気にあやかり ペ・ヨンジュングッズはかなりあった。それを買っていく日本人も多い。菅原先生も女性の先生 たちにに頼まれたとかで、大量にグッツを買っていた。先生は値段を下げさせるのもうまかった。

 「安く服が買える」と言って近寄ってきた人を無視していると、「時計もある」といって、 「ロレックス」という単語を出してきた。これは、もしやばったもんの商売か?と思い、冷やかしで 見に行ってみることにした。その人は自分たちを服屋の中へ連れて行き、商品の奥から、袋を出し、 順番に高級時計を並べていった。自分は時計については知らないので価値はわからないが、 通常40万円くらいするものが1万円ちょっとで買えるらしい。本物だったら100万円以上する ものもあった。これはかなり精巧にできた偽物だと店員は言っていた。こうやって、日本人 相手に商売しているようだ。買う人がいるから作るのだろう。かなり悪い循環だ。

 その後、ソウルの夜景が一望できる南山タワーへ行った。標高330mくらい。ここの夜景は 今まで見てきた夜景の中でも一番よかった。夜景を見ていてもやっぱり教会を示す赤い十字架が たくさんあるのが目立った。

サーキット(11.5KB)

サーキットトレーニング
夜景(19KB)

南山タワーからの眺め(ソウル駅近辺)

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