朝練は、昨日より10分短くなり50分ジョッグ。出だしは、かなりゆっくりだったが、
後半は、韓国選手が急にペースを上げ、それに負けじと、体育学校の川上があおったために
更にペースアップ。オリンピック公園を3周して44分経ったところで、李コーチが、
終了の合図。50分ジョッグなのに途中で終わってしまったのがなんとも、気持ち悪い。
午前中は、韓国のナショナルチームの選手しか使用が許されていない選手村で、サーキット
トレーニング。内容は、簡単で単純な運動を9種目。3種目やる毎に90秒休憩。種目間は
100mのダッシュ。全力に近いためかなりの強度。9種目終わった後3分休憩して1000m。
これを3セット繰り返し、1000mの設定が2分55秒、2分50秒、2分45秒という順に
上がっていった。自分は2セット目の1000mで足が攣り出したが、なんとか設定タイムでは
走り切れた。3セット目は、何度も攣り、最後の1000mはずっと攣りながら走り、ついて行けず、3分04秒。先頭は、さらにペースを上げて、トップは2分36秒くらいだった。
午後は、フリージョッグ。サーキットの疲れか、昨日の登山の疲れか、急に腰が痛くなって
きた。ジョッグは、笹野、川上、森川らとロッテワールド方面へ。ロッテワールドの周囲には、
大きな池があり、ランニングをするための周回コースにもなっていた。気温が15度で、暖かく、
平日の割には、けっこうお客さんが来ていた。
夜は、夕食後、同部屋になった菅原先生と地下鉄に乗り、南大門へ。地下鉄の中では、
突然、座っている人たちに、何かを書いた紙を配る人がいて、自分たちも渡された。数分後、
また配っている人が戻ってきて、紙を回収。隣の人は、お金を払い、ガムをもらっていた。
この紙は身分証のようなもののコピーがあり、その下に「すみませんが・・・」というような
書き出しで、その後の中身は理解できなかった。募金か、新手の商売か?現地の人にしかわから
ない。
南大門は、思ったほどきれいにライトアップされていなかったが、ソウルへ来たという実感
がもてた。その後南大門市場へ行き、その活気に圧倒された。市場のどこへ行っても日本語が
飛び交い、お店の人が外に出てきて、自分たちを呼び止める。「いらっしゃい、革ジャンあるよ」
「あそこよりこっちの方が安い」というように。ひどいと、「服あるよ、女も薬もある」という人
もいて、危険なところだと思った。屋台の人たちは、かなり強引で、むりやり腕を
握ってお店へ連れて行こうとする。どこへ行っても日本語が通じる。「冬のソナタ」人気にあやかり
ペ・ヨンジュングッズはかなりあった。それを買っていく日本人も多い。菅原先生も女性の先生
たちにに頼まれたとかで、大量にグッツを買っていた。先生は値段を下げさせるのもうまかった。
「安く服が買える」と言って近寄ってきた人を無視していると、「時計もある」といって、
「ロレックス」という単語を出してきた。これは、もしやばったもんの商売か?と思い、冷やかしで
見に行ってみることにした。その人は自分たちを服屋の中へ連れて行き、商品の奥から、袋を出し、
順番に高級時計を並べていった。自分は時計については知らないので価値はわからないが、
通常40万円くらいするものが1万円ちょっとで買えるらしい。本物だったら100万円以上する
ものもあった。これはかなり精巧にできた偽物だと店員は言っていた。こうやって、日本人
相手に商売しているようだ。買う人がいるから作るのだろう。かなり悪い循環だ。
その後、ソウルの夜景が一望できる南山タワーへ行った。標高330mくらい。ここの夜景は
今まで見てきた夜景の中でも一番よかった。夜景を見ていてもやっぱり教会を示す赤い十字架が
たくさんあるのが目立った。
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