韓国合宿日記

12月6日 帰国
 朝は、自分の想像していた韓国らしい寒さになり、最低気温は−2度。オリンピック公園の 水たまりも氷になり、走っていてつるつるとよく滑った。

 朝練は、この合宿最後の練習。予定では90分ジョッグになっていたが、食事の関係も あって、当日朝70分ジョッグに変更。初めは、ゆっくりとしたペースで、このまま終わる のかなぁ?という雰囲気だったが、公園を3周した頃から、三菱の後藤くんが突然引っ張り出し、 ペースが急激に上がった。そしてそれに負けじと韓国選手が対抗し、一昨日の70分ジョッグ と同じようなダッシュになり、自分はついて行けなくなり、できる限りの力で走り続けた。 韓国選手はついていけなくなったとたん歩き出した。先頭は、体育学校の川上くんが全員を 振り切って5周を走り切りジョッグを終了していた。自分も5周を走り切り、これで終わりだと 思って時計を見たら68分。まだ70分経っていなかった。今日もまた決められた時間走らずに 終了したようだ。自分はそれがイヤなので、残り2分は走ったが、大半の人は止めていた。

 朝食後、荷物を整理するなど、帰国準備。時間ができたので、日記の更新に励み、完成した ので、アップロードしようと思って、電話に接続したが、フロントで外線接続できないように 切られていてアップロードできず。

 1週間、言葉の違う人同士が一緒に合宿し、言葉はわからなくても、だんだん通じ合う感覚 が出てきた。お互いが、相手の国の言葉をいくつか覚え、何とかコミュニケーションをとろうと する。国際交流としてはとても良い場になった。高校生の選手たちは、韓国の選手だけでなく、 ホテルに来ていた別の国の人とも一生懸命コミュニケーションをとろうとしていた姿が 印象的だった。

 韓国選手団との別れ際には、みんな握手をしたりして、別れを惜しみながらバスに乗り込んだ。

 仁川(インチョン)国際空港では、時間の許す限りお土産を買いあさった。キムチや唐辛子 味のチョコレート、韓国へ来てもっとも気に入ったスープのサムゲタンなど食べ物ばかりを買った。 この買い物で、持っている韓国ウォンをすべて使い果たし、足りない分は日本円で払うことが でき満足。

 仁川から成田まではおよそ2時間。今回乗った飛行機には、それぞれのシートに専用の液晶 ディスプレイがあり、テレビやゲームが楽しめた。テレビでは今公開されているターミナルという 映画を見た。機内放送が入るたびに映像は止められ、移動時間が2時間しかないので、当然 最後まで見られなかった。映画の中断には、隣に座っていた石井先生はかなりイライラされた ようすだった。

 帰宅後は、さっそく土産を全部広げた。子供には、苦労して探した鉄琴をあげ、たたいて 音を出してやると、子供も嬉しそうにたたいて音を出した。苦労して探した甲斐があった。

李コーチ(19.6KB)

イ・ジンイルコーチと
韓国選手(7.3KB)

見送ってくれた韓国選手たち

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