はじめに


 今回の雑文は普段と少し趣が異なる。なぜならば今回公開する以下の文章は私が個人的に、ある雑誌から依頼されたものであるからである。

 ある雑誌とはある雑誌で、ここでは公表できないが、その雑誌に掲載される前にここに書いてしまおうという魂胆である。きちんと原稿料もいただく予定なのでこんな事をしていて大丈夫かと思う方もいるかも知れないがそこのところは皆さんの口の堅さにかかっている。「ええい、そんなことを言うのはこの口か?この口か?」と口脇をつねり上げられたくなくば他言無用である。

 そもそも、野球。あ、ここのところは読んでいただければ分かると思うが、私は野球の歴史を専門とする人間ではない。したがってピッチャーがホームランを打つときにハンドを犯すと3Pシュートが決まったり、盗塁の際にはアタックしながらバーディーを奪うということくらいしか野球については無知蒙昧の限りを尽くしている。

 ちなみにその雑誌は学校の教員が小学生に語って聞かせるスポーツ話のネタ本的性格を有している。そのためこの雑文は学術的背景、あるいは史実に「ある程度」基づいて書かれてありながら、さらに「平易で」「分かりやすい」という矛盾した立場を取っている。したがって普段のようなお茶らけはあまり見られないと思うから面倒くさい人は読まなくても構わない。

 と言いつつもサイトにアップするところが、そこはかとないもの悲しさを感じませんか?

というわけで読みたい人だけどうぞ。


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