TV本放送は94年7月〜9月。フジテレビ系。
別名、織田裕二版『プリティ・ウーマン』―――じゃなかった『摩天楼はバラ色に』と言われるこの作品、バブルが崩壊した後の"サクセス・ストーリー"を目指して制作されたのだとか。
ストーリーはタイトル名からも判るとおり、思いっきりベタ(笑) 貧乏な青年・萩原健太郎が、持ち前の明るさと頑張りで出世階段を駆け登っていくものの、最後はお金よりも本当に大切なものに気がつくという話です。
何しろ、織田さんの出演作品をロクロク見ていない私ですから、最近やっとビデオで全話を鑑賞、いろいろな意味で楽しまさせてもらいました(笑)
判り易すぎる展開とか、画面がなんか黒い(だって、織田裕二・東幹久・松崎しげる と揃ったら、そりゃあもう……財前さんが白雪姫に見えますよ・爆笑)とか、ちょっとねぇーと思う部分もありましたが、軽〜いドラマのつくり自体は面白かったです。マンガちっくなキャラクターも楽しかったですし。
どの作品を見ても、つい脇役に目がいってしまうのですが、ここでも例外ではありませんでした。
取立屋二人組を演じた今井雅之さんと高杉亘さんには大笑いでしたね。私、この二人がダントツで好きです。しかし、あのロン毛にーちゃん(高杉さん)が後の『踊る大捜査線 歳末スペシャル』SAT隊長役だったというのは、滅茶苦茶ショック大きかったですが。梶原善さんや田口浩正さんの上手さは当然でしょう。それから、井ノ原快彦くんがカワイイ♪
メインキャラについては、氷室社長の存在感がなんともいえませんでした。バリバリのやり手、海千山千のビジネスマンという感じがたまらない。綺麗事では済まない世の中の仕組みを知り、己の身をもって体験してきた男の背中は、もの凄く魅力的です。
で、また、この社長が健ちゃんを可愛がる、可愛がる(笑) そりゃあ、勘繰りたくなりますよねぇ〜
でもこのお話の最終回で、健ちゃんは美智子にちゃーんとプロボーズしているのです。その辺りを見る限り、社長はともかく(オイコラ)健ちゃんは完全にストレートのような気がするのですね。そして、広い世の中、実際にあのくらいのこと(氷室社長が一社員に過ぎない萩原を重用する)はあるんです。そう、会社によっては←実例を知っている
でもまあ、そういうことを言い出すと妄想そのものが出来なくなってしまいますので、ここは一つ、社長と健ちゃんがロスへ行っていた間の出来事ということで考えてみました(考えるなっての)
といっても、先に書いているとおり、健ちゃんにはそういう嗜好がありそうに思えないので、なんかあっても無くてもいいような、どーでもイイ話になっています。原作世界から飛躍した想像が出来ない私の頭では、これが限界。期待していた方(誰もしてないって)、ごめんなさいですーーー(T_T)
そういう訳ですので、ここから先は「ハズレでもいいよ〜」という心の広い方のみの閲覧を希望いたします。皆様、一つ、笑って許してやってください(しくしくしくしく)