文庫本のコーナーの方を見やると、案の定見慣れた顔が低い書棚の上にさらし首のように三つ並んで覗いていた。(40p上段)
・この表現だと、顔が同じ高さに並んでいるように感じるんですが…
・三人の身長差からしたらデコボコになるのでは?
口数の少ない、もの静かな、それでいて頼りがいのあるこの先輩に対して、私たちは口に出すことこそなかったが、それぞれが畏敬の念さえ抱いていた。(40p下段)
・モチの江神さん評。
・アリスとマリアの紹介は共に4行で片付けているのに、部長については12行かけて描写。
・それだけ、江神さんへの尊敬の念が強いとみていいでしょう(笑)
彼らとつまらないことを喋っていると、さっきまでの沈んだ気持ちがふわっと軽くなっていくような気がした。
(41p上段)
先日、「私は実はまだあれを読んでいません」という告白合戦をしたことがある。(41p下段)
・ちなみに私は江神さんとお揃い(?)でしたっ
・先に映画を見ちゃったんですよね。それで読む気が失せた…
・多分、これからも読まないような気がする。
「――話がせこいですか、江神さん?」
「いいや、痛いほどよう判るぞ」(41p上段−42p下段)
・普段からモチと全く同じ行動をとっている私。この気持ち、よく判ります(大爆笑)
どうやらこの無邪気な後輩は、真剣に謎だと受け取ったようだ。(42p下段)
・モチから見たアリスは"無邪気"なのね(笑)
・確かに、張り合ってはいても別段悪意は無いでしょうが。
先日も織田と『卵豆腐と冷えた茶碗蒸しは同じものか、別物か?』という議論を一週間続けてしまった。
(43p下段)
・つくづく不毛な議論としか思えない。
・他にやらなければならないことはいくらでもあるっての。
・しかし、一週間も同じテーマで議論をたたかわせるあたりが、どうにも迷コンビな二人。
「江神さんの考えつくことくらい、俺にも判りますよ」(58p下段)
・部長が考えたことと同じ結論(?)が出せて、嬉しそうなモチ。
・殆ど無条件で江神さんを崇拝しているに違いない。 |