About Rhythm And Police  


今や国民的人気を博している「踊る大捜査線」ですが、TV本放送は皆様御存知の971月〜3月。最初はそれ程の期待を持って見始めた訳ではなく、結構見れない回、ありました。でも、第10話と最終回をリアルタイムで見て、思いっきり後悔しましたね。心底「ちゃんと、全話、見れば良かった・・・」って、思いました。
そりゃあ、元々がヨコシマ大好きでしたから、青島くんと室井さんのラブ・ストーリー(爆)は考えました。でも、実写ドラマだし、演じていた俳優さんのイメージというものが結構強烈で、歳末SP見るまでは、本放送の最終回に満足していたせいもあって、自分で書こうとまでは思ってませんでした。
でも、歳末SP見たら・・・だって、もう、まんま、メロドラマ(笑)じゃないですか! 室井さんったら、青島くんを刑事に戻す為とはいえ、そりゃー職権乱用ってヤツでしょうが、と思わずツッコミたくなるよーなことしてるし、新城さんという、一倉さん(オヤジ好きの私のイチ押しキャラ)もマッ青のカタキ役キャラは出てくるし。

あ、でも、規模の大きい企業は、あーいう職権乱用、ホントにあります。私はその対象になったことないですが(笑)、超ワガママな九州支社長に滅茶苦茶気に入られてた私の元上司は、モロにそれを喰らって九州支社勤務になりましたもん。もちろん、ヨコシマは無かった(・・・と思いたい)

もう、これは、青島くんと室井さんの身分違いの恋を成就させるっきゃないでしょ!と仲間内で盛り上がりましたが、この時点で、まだ俳優さんのイメージに拘っていた私が書いていたものはズバリ(!)ショタ系ってヤツでした(笑) チビ青島よりチビ室井の話が多かったかな・・・あと、あまりヨコシマ度が濃くない本店・支店のドタバタストーリー。
しかし、映画化が決まり、秋SP放送という情報が入って来た頃から、コミケや裏サイトで「踊る大捜査線」のヨコシマが沢山あることを知り、嬉しくなって(←こらこら)自分で書き始めました。で、映画を見て、もうこれっきゃないでしょ!と。
ところで、ショタ系書いてた頃は、二人がいつ一線を越えたか(笑)というのが、仲間内で一番意見が別れるところだったんですね。私は歳末SPの後という主義だったんですが、人によっては4話の後とか、いや9話でしょうとか、やっぱ最終回の後よ!とか、色々でした。
ところが、秋SP見て、考え込んじゃったんですよ、私。いえね、肉体関係あったら(オイオイ)、あそこまでの決裂は無いよなー、と思って(大爆笑)
その後の映画がアレですから、見終わった後で、私、確信しました―――この二人は絶対にくっつく―――お互いが相手に身も心も捧げる(爆)のは、この後でしょうと。
そして、本格的に書き始めた(笑)、駄文の数々!
個人的な嗜好から室×青だとか、青×室だとか、明確に区切っている方が多いようですが、私自身は、あの二人がラブラブであれば、どっちでもいいもんですから(爆)
まあ、Hに関しては当然男同士だから、どっちが攻でどっちが受ってのを決めなきゃいけないんだろうけど、私はあの二人は対等だと思っているもんで、どっちもアリだという気がするんですよ。だって、男女の恋愛でも、いつもどっちかが一方的に甘えている訳じゃないと思うし、男性が女性に甘えることだって当然あり得るでしょ?
しかも、あの二人の場合は、元々、同性が好みという嗜好があった訳ではなく、この世で唯一無二と思える相手の存在に強烈に惹きつけられて・・・という気がするもので。
という訳で、私の駄文の基本タームは『青島くんに依存する室井さんと、室井さんに執着する青島くん』。
そして、越えても越えても次々に現れる、二つの大きなハードル―――外からの障害と自己の内側からくる不安―――をどう蹴っ飛ばしていくか。
まず、前者ですが。
いい年した男同士の、しかも警察官という綱紀粛正を殊更に要求される職業に就いている二人が添い遂げようとするのは、並大抵の努力じゃクリア出来ない問題の方が多いような気がします。だから、お互いに想いを伝えて、お互いの全てを受け容れる覚悟を決めた筈でも、共に時間を重ねていくうちに、相手を未来を疑うことは一度や二度じゃ済まない筈。
そして、こんな関係だからこそ、離れなければならない時―――でもね、決して嫌いになって別れるとかじゃ、ないんですよ。あくまでも相手を想う故の別離―――が来たら、相手に自分がしてあげられる唯一のこととして、じたばたせずに掴んでいた手を離してあげようと思っているんじゃないかと。室井さんも青島くんも、二人ともね。
それが、年月を経て、少しづつ足場が固まって、お互い、自分の中だけで、「もしも、何かあったら、相手の為にこうしよう、ああしよう」と決めていたのが、二人で力を合わせて『理想』の実現はもちろん、お互いの『想い』も全うしようと思うようになる。いつも心の一部に巣食っている別離の可能性をゼロにすることは出来ないけれど、それをかなり低い確率にまで下げられるようになればいいなー・・・というのが、私の希望ですね。あの二人に対する。
そして、後者は。
これは、足枷が多い恋愛(判り易いところでは不倫とか)かそうでないか、ということは、あまり関係無いような気がします。将来どうなるか判らないという点では、独身男女の健全(?)な恋愛だろうが不倫だろうが同性同士だろうが、不安材料としては変わらない気がしますんで。
ただし、障害のある恋愛の方が、相手と一緒にいる時や触れ合っている時にしか、その幸福の実在を信じることが出来ない分、より切なく恋焦がれる―――平たく言っちゃえば、辛い恋こそ燃え上がるってヤツですね。未来が見えない分、「信じている」という言葉は、重く心にのしかかります。でも、大人の恋愛なら、そこをグッとこらえて、相手を気遣い思いやる。ま、それでも『大丈夫』と『駄目かもしれない』の二つの気持ちが、時々は攻めぎ合う筈です。
それに、どんなに想い合っている恋人達でも、結局人間は一人づつでしかなく、一つにはなれないというのが、私の持論でして(結構イヤな奴かも<自分)。一人の寂しさとは違う、二人でいても埋められない淋しさをどうするか―――悲観するのではなく、その部分とも折り合いをつけて、それでも手を携えていこうとする室井さんと青島くんであってほしいな・・・と。だって、二人はお互いに『運命の恋人』なんだから(爆)
私自身は映画を見終わった時点で、あの二人以外のカップリングが考えられなくなりました(特にHに関しては)
でも、自分が書けない分、人様の書く、他のキャラとのカップリングのお話を読むのは大好きだったりします(大爆笑)