com.nttdocomo.device
クラス Camera

Object
  |
  +--com.nttdocomo.device.Camera

public class Camera
extends Object

携帯電話のネイティブのカメラ機能を呼び出して、 静止画/動画を撮影する機能にアクセスする手段を提供します。

静止画を撮影するためには、takePicture()メソッドを呼び出します。 呼び出し前に指定した画像サイズ、画質、連写モード、フレーム画像を反映して、 静止画を撮影するモードでカメラ機能を立ち上げます。

動画を撮影するためには、takeMovie()メソッドを呼び出します。 呼び出し前に指定した画像サイズ、画質、マイク音量を反映して、 動画を撮影するモードでカメラ機能を立ち上げます。

カメラ機能を立ち上げたら、 撮影時にユーザ操作により静止画と動画の撮影モードを切り替えることはできません。 また、カメラ機能を立ち上げる前に指定した画像サイズ、画質、連写モード、 フレーム画像、マイク音量の設定についても、 ユーザ操作により変更することはできません。 なお、これらの設定はiアプリからの撮影時のみに有効です。

ユーザの操作によりカメラ機能が終了すると、 takePicture/takeMovieメソッドから復帰します。 ユーザがカメラ機能で撮影を行い、撮影画像を保存した場合は、 カメラオブジェクト内にその撮影画像が保持されます。 ユーザが撮影を行わなかったり、あるいは撮影画像を保存しなかった場合は、 カメラオブジェクト内に撮影画像は保持されません。

カメラ機能は、コード認識機能と同じカメラデバイスを使用します。 そのため、同じカメラIDを持つCamera オブジェクトとCodeReaderオブジェクトは互いに状態に影響を与えます。 カメラ機能を用いて撮影を行った後にコード認識を行った場合は、 Cameraオブジェクトから撮影画像を取り出せる保証はありません。 同様に、コード認識を行った後にカメラ機能を用いて撮影を行った場合は、 CodeReaderオブジェクトからコード認識の結果を取り出せる保証はありません。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0

フィールドの概要
static int ATTR_CONTINUOUS_SHOT_OFF
          連写モード属性の一つで連写モードが無効であることを表します(=0)。
static int ATTR_CONTINUOUS_SHOT_ON
          連写モード属性の一つで連写モードが有効であることを表します(=1)。
static int ATTR_FRAME_OFF
          フレーム画像付きの静止画撮影の可否属性の一つで撮影不可であることを表します(=0)。
static int ATTR_FRAME_ON
          フレーム画像付きの静止画撮影の可否属性の一つで撮影可能であることを表します(=1)。
static int ATTR_QUALITY_HIGH
          画質属性の一つで品質優先を表します(=0)。
static int ATTR_QUALITY_LOW
          画質属性の一つで録画時間または画像データのサイズ優先を表します(=2)。
static int ATTR_QUALITY_STANDARD
          画質属性の一つで標準を表します(=1)。
static int ATTR_VOLUME_MAX
          マイク入力の音量調整の属性の一つで最大音量を表します(=127)。
static int ATTR_VOLUME_MIN
          マイク入力の音量調整の属性の一つで最小音量(ミュート状態)を表します(=0)。
static int DEV_CONTINUOUS_IMAGES
          連写モードの連写可能な最大コマ数を表します(=3)。
static int DEV_CONTINUOUS_SHOT
          連写モードを表します(=0)。
static int DEV_FRAME_SHOT
          フレーム画像付きの静止画撮影の可否を表します(=4)。
static int DEV_QUALITY
          画質を表します(=1)。
static int DEV_SOUND
          マイク入力の音量調整を表します(=2)。
 
コンストラクタの概要
protected Camera()
          アプリケーションが直接このコンストラクタを呼び出して オブジェクトを生成することはできません。
 
メソッドの概要
 void disposeImages()
          カメラオブジェクト内のすべての撮影画像を破棄します。
 int getAttribute(int attr)
          カメラの属性値を取得します。
 int[][] getAvailableFrameSizes()
          静止画撮影時に使用可能なフレーム画像のサイズを取得します。
 int[][] getAvailableMovieSizes()
          撮影可能な動画の画像サイズを取得します。
 int[][] getAvailablePictureSizes()
          撮影可能な静止画の画像サイズを取得します。
static Camera getCamera(int id)
          カメラオブジェクトを取得します。
 MediaImage getImage(int index)
          カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像を メディアイメージオブジェクトとして取得します。
 long getImageLength(int index)
          カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像のデータサイズを取得します。
 java.io.InputStream getInputStream(int index)
          カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像を読み出すための 入力ストリームを取得します。
 long getMaxImageLength()
          カメラ機能にて動画撮影する場合に、撮影可能な最大データサイズを取得します。
 int getNumberOfImages()
          カメラオブジェクト内に保持されている撮影画像数を取得します。
 boolean isAvailable(int attr)
          カメラの属性が設定可能かどうかを調べます。
 void setAttribute(int attr, int value)
          カメラの属性を設定します。
 void setFrameImage(MediaImage image)
          カメラ撮影時にフレーム画像として使用する画像を設定します。
 void setImageSize(int width, int height)
          撮影画像のサイズを設定します。
 void takeMovie() [iアプリオプションAPI]
          カメラ機能を動画撮影モードで呼び出します。
 void takePicture()
          カメラ機能を静止画撮影モードで呼び出します。
 
クラス Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

DEV_CONTINUOUS_SHOT

public static final int DEV_CONTINUOUS_SHOT
連写モードを表します(=0)。

属性の設定と取得が可能です。

連写モードでの連写可能コマ数は機種依存ですが、 DEV_CONTINUOUS_IMAGES属性により、 最大連写可能コマ数を取得できます。

連写不可能な画像サイズやフレーム画像の設定時に連写モードを有効にしようとした場合、 Cameraオブジェクトの属性としては連写モードは有効になります。 しかし、DEV_CONTINUOUS_IMAGES属性の値は1であり、 takePicture()メソッドを呼び出しても連写はできません。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_CONTINUOUS_SHOT_OFF

public static final int ATTR_CONTINUOUS_SHOT_OFF
連写モード属性の一つで連写モードが無効であることを表します(=0)。
連写モード属性のデフォルト値です。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_CONTINUOUS_SHOT_ON

public static final int ATTR_CONTINUOUS_SHOT_ON
連写モード属性の一つで連写モードが有効であることを表します(=1)。

関連項目:
定数フィールド値

DEV_QUALITY

public static final int DEV_QUALITY
画質を表します(=1)。

属性の設定と取得が可能です。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_QUALITY_HIGH

public static final int ATTR_QUALITY_HIGH
画質属性の一つで品質優先を表します(=0)。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_QUALITY_STANDARD

public static final int ATTR_QUALITY_STANDARD
画質属性の一つで標準を表します(=1)。
画質属性のデフォルト値です。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_QUALITY_LOW

public static final int ATTR_QUALITY_LOW
画質属性の一つで録画時間または画像データのサイズ優先を表します(=2)。

関連項目:
定数フィールド値

DEV_SOUND

public static final int DEV_SOUND
マイク入力の音量調整を表します(=2)。

属性の設定と取得が可能です。

属性値にはATTR_VOLUME_MIN(=0)〜ATTR_VOLUME_MAX(=127)を指定 します。デフォルト値は100です。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_VOLUME_MIN

public static final int ATTR_VOLUME_MIN
マイク入力の音量調整の属性の一つで最小音量(ミュート状態)を表します(=0)。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_VOLUME_MAX

public static final int ATTR_VOLUME_MAX
マイク入力の音量調整の属性の一つで最大音量を表します(=127)。

関連項目:
定数フィールド値

DEV_CONTINUOUS_IMAGES

public static final int DEV_CONTINUOUS_IMAGES
連写モードの連写可能な最大コマ数を表します(=3)。

属性の取得のみが可能です。

連写可能コマ数は、画像サイズなどの条件により変化することがあります。 したがって、getAttributeメソッドが返す値も、 Cameraオブジェクトの状態によって変化します。 ただし、getAttributeメソッドが返す値は可能な最大連写コマ数であって、 空きメモリ容量などにより実際の撮影コマ数が撮影可能コマ数に達しない場合があります。 また、takePictureメソッド呼び出し後のユーザ操作により、 それ以下の連写数に設定される場合もあります。 連写モードの設定に関係なく、連写モードが設定された場合の連写可能コマ数を返します。 連写不可能な場合には、値 1 を返します。

関連項目:
定数フィールド値

DEV_FRAME_SHOT

public static final int DEV_FRAME_SHOT
フレーム画像付きの静止画撮影の可否を表します(=4)。

属性の取得のみが可能です。

フレーム画像付きの撮影の可否は、 画像サイズや連写モードなどの条件により変化することがあります。 したがって、getAttributeメソッドが返す値も、 Cameraオブジェクトの状態によって変化します。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_FRAME_OFF

public static final int ATTR_FRAME_OFF
フレーム画像付きの静止画撮影の可否属性の一つで撮影不可であることを表します(=0)。

関連項目:
定数フィールド値

ATTR_FRAME_ON

public static final int ATTR_FRAME_ON
フレーム画像付きの静止画撮影の可否属性の一つで撮影可能であることを表します(=1)。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

Camera

protected Camera()
アプリケーションが直接このコンストラクタを呼び出して オブジェクトを生成することはできません。

メソッドの詳細

getCamera

public static Camera getCamera(int id)
カメラオブジェクトを取得します。

端末に搭載されているカメラデバイスのうち、 Javaから制御可能なものには、 それぞれ固定的なカメラID が割り振られています。 ユーザはカメラIDを指定することにより、 カメラデバイスを指定することができます。 カメラIDは 0, 1, 2 … の順で割り振られています。
カメラIDに対してこのメソッドが初めて呼ばれた場合はオブジェクトを生成して返します。 生成直後のカメラオブジェクトは撮影画像を保持していない状態になっています。 以後、 同じカメラIDに対しては、常に同じオブジェクトへの参照を返します。

なお、Javaから制御可能なカメラデバイスの台数、 及びカメラIDとカメラデバイスの対応関係は機種依存です。

パラメータ:
id - カメラIDを指定します。
戻り値:
カメラオブジェクトを返します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 id に負の値が指定された場合、 またはJavaから制御可能なカメラデバイスの台数以上の値が指定された場合に発生します。
DeviceException - カメラデバイスを確保できない場合に発生します。 (NO_RESOURCES)

takePicture

public void takePicture()
                 throws InterruptedOperationException
カメラ機能を静止画撮影モードで呼び出します。 このメソッドが呼び出されると、 Javaアプリケーションはサスペンドし、 ネイティブアプリケーションのカメラ機能が起動します。 カメラ機能が終了するとJavaアプリケーションはレジュームします。

ユーザの操作によりカメラ機能が終了すると、 Javaアプリケーションがレジュームした時点でこのメソッドから復帰します。 ユーザがカメラ機能で撮影を行い、 撮影画像を保存した場合は、 カメラオブジェクト内にその撮影画像が保持されます。 ユーザが撮影を行わなかったり、 あるいは撮影画像を保存しなかった場合は、 カメラオブジェクト内に撮影画像は保持されません。

カメラオブジェクト内に保持される撮影画像数は、 連写モードを無効にして撮影した場合は1つです。 連写モードを有効にして撮影した場合は複数保持されますが、 ユーザ操作やメモリ使用状況などにより 連写可能コマ数よりも少ないコマ数しか保持されない可能性があります。 なお、本メソッドを呼び出す前に保持していた撮影画像は、 本メソッドを呼び出した時点ですべて破棄されます。

カメラ機能が競合などで中断した場合には、 Javaアプリケーションがレジューム復帰した時点で例外が発生します。 このとき、連写モードが無効の場合は撮影画像は保持されませんが、 連写モードが有効の場合は中断前までの撮影画像が保持されます。 静止画撮影前にカメラ機能が中断した場合には、撮影画像は保持されません。

例外:
IllegalStateException - 待ち受け実行時の非活性化状態で呼び出された場合に発生します。
UIException - setFrameImage メソッドによりフレーム画像となるメディアイメージが設定されており、 そのメディアイメージが use 状態でない場合に発生します (ILLEGAL_STATE)。
DeviceException - リソース不足によりカメラ機能を起動できなかった場合に発生します(NO_RESOURCES)。
DeviceException - [DoJa-3.5] マルチタスク機能によってバックグラウンドで動作しているネイティブ機能が未保存のデータを保持している場合に、 ユーザ確認においてユーザが当該データの破棄を拒否すると発生します(BUSY_RESOURCE)。
DeviceException - リソース不足により静止画を保存できなかった場合、 または連写撮影画像を途中までしか保存できなかった場合に発生します (NO_RESOURCES)。
DeviceException - リソース不足以外の理由により静止画を保存できなかった場合、 または連写撮影画像を途中までしか保存できなかった場合に発生します (UNDEFINED)。
InterruptedOperationException - カメラ機能が中断した場合に発生します。

takeMovie

public void takeMovie()
               throws InterruptedOperationException [iアプリオプションAPI]
カメラ機能を動画撮影モードで呼び出します。 このメソッドが呼び出されると、Javaアプリケーションはサスペンドし、 ネイティブアプリケーションのカメラ機能が起動します。 カメラ機能が終了するとJavaアプリケーションはレジュームします。

ユーザの操作によりカメラ機能が終了すると、 Javaアプリケーションがレジュームした時点でこのメソッドから復帰します。 ユーザがカメラ機能で撮影を行い、撮影画像を保存した場合は、 カメラオブジェクト内にその撮影画像が保持されます。 ユーザが撮影を行わなかったり、あるいは撮影画像を保存しなかった場合は、 カメラオブジェクト内に撮影画像は保持されません。

カメラオブジェクト内に保持される撮影画像数は1つのみです。 なお、本メソッドを呼び出す前に保持していた撮影画像は、 本メソッドを呼び出した時点ですべて破棄されます。

カメラ機能が競合などで中断した場合には、 Javaアプリケーションがレジューム復帰した時点で例外が発生します。 動画撮影中にカメラ機能が中断した場合には、 中断前までの撮影画像がカメラオブジェクト内に保持されます。 動画撮影前にカメラ機能が中断した場合には、撮影画像は保持されません。

例外:
UnsupportedOperationException - 動画撮影をサポートしていない場合に発生します。
IllegalStateException - 待ち受け実行時の非活性化状態で呼び出された場合に発生します。
DeviceException - リソース不足によりカメラ機能を起動できなかった場合に発生します (NO_RESOURCES)。
DeviceException - [DoJa-3.5] マルチタスク機能によってバックグラウンドで動作しているネイティブ機能が未保存のデータを保持している場合に、 ユーザ確認においてユーザが当該データの破棄を拒否すると発生します(BUSY_RESOURCE)。
DeviceException - リソース不足により動画を途中までしか保存できなかった場合に発生します (NO_RESOURCES)。
DeviceException - リソース不足以外の理由により動画を途中までしか保存できなかった場合に発生します (UNDEFINED)。
InterruptedOperationException - カメラ機能が中断した場合に発生します。

getNumberOfImages

public int getNumberOfImages()
カメラオブジェクト内に保持されている撮影画像数を取得します。

戻り値:
保持されている撮影画像数を返します。

getImageLength

public long getImageLength(int index)
カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像のデータサイズを取得します。

パラメータ:
index - 撮影画像のインデックスを指定します。
戻り値:
指定されたインデックスにある撮影画像のデータサイズを バイト単位で返します。
例外:
ArrayIndexOutOfBoundsException - index に負の値が指定された場合、 またはカメラオブジェクトが保持している撮影画像数以上の値が指定された場合に発生します。

getMaxImageLength

public long getMaxImageLength()
カメラ機能にて動画撮影する場合に、撮影可能な最大データサイズを取得します。 撮影可能な最大データサイズは、 その時点のメモリ使用状況によって変動する可能性があります。

戻り値:
撮影可能な最大データサイズをバイト単位で返します。 動画撮影をサポートしない場合、0 を返します。

getImage

public MediaImage getImage(int index)
カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像を メディアイメージオブジェクトとして取得します。 インデックスはJava配列と同様に0から始まります。 呼び出す毎に異なるインスタンスのメディアイメージを返します。

取得されたメディアイメージオブジェクトは、 useもdisposeもされていない状態です。

パラメータ:
index - 撮影画像のインデックスを指定します。
戻り値:
指定されたインデックスにある撮影画像を返します。
例外:
ArrayIndexOutOfBoundsException - index に負の値が指定された場合、 またはカメラオブジェクトが保持している撮影画像数以上の値が指定された場合に発生します。

getInputStream

public java.io.InputStream getInputStream(int index)
カメラオブジェクト内の、 指定されたインデックスにある撮影画像を読み出すための 入力ストリームを取得します。 呼び出す毎に異なるインスタンスの入力ストリームを返します。

静止画撮影の場合、入力ストリームから得られる撮影画像のフォーマットはJPEG(JFIFベースライン)です。

パラメータ:
index - 撮影画像のインデックスを指定します。
戻り値:
指定されたインデックスにある撮影画像を返します。
例外:
ArrayIndexOutOfBoundsException - index に負の値が指定された場合、 またはカメラオブジェクトが保持している撮影画像数以上の値が指定された場合に発生します。

disposeImages

public void disposeImages()
カメラオブジェクト内のすべての撮影画像を破棄します。

カメラオブジェクトは撮影画像を保持していない状態になります。 カメラオブジェクトが撮影画像を保持していない状態で、 このメソッドを呼び出した場合は何もしません。 フレーム画像が設定されていた場合は、setFrameImageメソッドにnullを設定したのと同じになります。

カメラオブジェクト内の撮影画像が破棄された場合でも、 カメラオブジェクトから取得したメディアイメージオブジェクト/入力ストリームは 有効のままであり、その状態に影響を与えません。


setImageSize

public void setImageSize(int width,
                         int height)
撮影画像のサイズを設定します。 画像サイズは矩形領域の幅と高さを指定します。

指定した画像サイズのまま撮影されるかどうかは機種依存です。 指定した画像サイズのまま撮影されない場合は、 撮影可能な画像サイズのうち 指定した画像サイズが収まる最も小さな画像サイズで撮影されます。 画像サイズの種類と段階は機種依存です。 ただし、設定した画像サイズが、撮影可能な最大サイズを超えた場合は、 撮影可能な最大サイズで撮影されます。

画像サイズを設定せずに撮影を実行した場合、 機種依存のデフォルトのサイズにて撮影されます。

QCIFサイズは 176×144 、SubQCIFサイズは 128×96 をそれぞれ指定してください。 iショット(L)サイズは 288×352、 iショット(S)サイズは 120×120または144×144を指定してください。

画像サイズは撮影前に設定してください。 撮影後に設定した撮影サイズは、次回以降の撮影画像に反映されます。

画像サイズを指定しない場合を除き、 静止画撮影時に使用するフレーム画像は、 このメソッドが呼ばれた後に設定しなければなりません。 このメソッドが呼ばれると、 setFrameImageメソッドによる設定は破棄され、 フレーム画像なしの撮影となります。 これは、すでに設定されているフレーム画像のサイズと 設定された画像サイズが同じ場合にも適用されます。 フレーム画像付き撮影を行う場合、 このメソッドにより設定されたサイズ (引数で設定したサイズではなく実際に撮影されるサイズ) と同じサイズのフレーム画像を指定して、 setFrameImageを呼び出してください。

パラメータ:
width - 画像サイズの幅を指定します。
height - 画像サイズの高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらか または両方に 0 以下の値が指定された場合に発生します。

isAvailable

public boolean isAvailable(int attr)
カメラの属性が設定可能かどうかを調べます。 このメソッドが true を返した場合は、 その属性を setAttribute(int, int) メソッドで制御することが可能です。 端末がその属性の制御をサポートしていない場合や、 端末の設定によってその属性の制御が制限されている場合は false を返します。

パラメータ:
attr - カメラ属性の種類を指定します。
戻り値:
属性が制御可能な場合は true を、 そうでなければ false を返します。

setAttribute

public void setAttribute(int attr,
                         int value)
カメラの属性を設定します。 存在しない属性、制御可能でない属性の種類が指定された場合は何も行わずに無視されます。

パラメータ:
attr - 設定する属性を指定します。
value - 設定する属性の値を指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 attr で指定された有効な属性に対して、 引数 value に不正な値が指定された場合に発生します。

getAttribute

public int getAttribute(int attr)
カメラの属性値を取得します。 存在しない属性の種類が指定された場合は、 -1 を返します。

パラメータ:
attr - カメラ属性の種類を指定します。
戻り値:
指定された属性の値を返します。

setFrameImage

public void setFrameImage(MediaImage image)
カメラ撮影時にフレーム画像として使用する画像を設定します。 指定したフレーム画像は次回以降の撮影に使用されます。 ただし、動画撮影時には無視されます。

フレーム画像として使用できる画像には、 通常、透明色を持つGIFイメージを指定します。 設定するフレーム画像の画像サイズは、 撮影画像サイズと等しいものに限ります。 結果として取得される画像は、フレーム画像なしに撮影した画像の上に、 フレーム画像を描画した画像となります。 nullを指定した場合、フレーム画像なしの撮影となります。 初期状態およびsetImageSizeが呼ばれた後では、 フレーム画像は設定されていません。

指定されるメディアイメージは use 状態でなければなりません。

パラメータ:
image - フレーム画像として使用する画像を指定します。 nullを指定した場合、フレーム画像なしの撮影となります。
例外:
UIException - 現在の撮影画像サイズではフレーム画像付きの撮影が不可能である場合に、 引数に null でない値を指定した場合に発生します (ILLEGAL_STATE)。
UIException - 指定されたメディアイメージが use 状態でない場合に発生します (ILLEGAL_STATE)。
UIException - フレーム画像としてサポートされない画像タイプを指定した場合に発生します (UNSUPPORTED_FORMAT)。
UIException - setImageSize メソッドにより設定された撮影画像サイズと 異なるサイズのフレーム画像を指定した場合に発生します (UNSUPPORTED_FORMAT)。
UIException - フレーム画像として指定された画像が透明色宣言を含まない場合に発生します (UNSUPPORTED_FORMAT)。

getAvailableFrameSizes

public int[][] getAvailableFrameSizes()
静止画撮影時に使用可能なフレーム画像のサイズを取得します。 戻り値は、幅、高さの順でピクセル数が指定される二次元配列です。 例えば、288×352、144×144の2つのサイズが撮影可能な場合、 戻り値の内容は次のようになります。
{ {288, 352}, {144, 144} }

getAvailablePictureSizes メソッドで得られるすべての撮影可能な画像サイズに対して、 フレーム画像付きの撮影が可能であるとは限りません。 したがって、このメソッドとgetAvailablePictureSizesメソッドの戻り値は 異なることがあります。

戻り値:
フレーム画像付き撮影が可能な画像サイズを二次元配列で返します。 フレーム画像付き撮影が使用可能ではない場合、nullを返します。 返される配列は、このオブジェクトが内部で保持している配列のコピーです。

getAvailablePictureSizes

public int[][] getAvailablePictureSizes()
撮影可能な静止画の画像サイズを取得します。 戻り値は、幅、高さの順でピクセル数が指定される二次元配列です。 例えば、288×352、144×144の2つのサイズが撮影可能な場合、 戻り値の内容は次のようになります。
{ {288, 352}, {144, 144} }

戻り値:
撮影可能な画像サイズを二次元配列で返します。 返される配列は、このオブジェクトが内部で保持している配列のコピーです。

getAvailableMovieSizes

public int[][] getAvailableMovieSizes()
撮影可能な動画の画像サイズを取得します。 戻り値は、幅、高さの順でピクセル数が指定される二次元配列です。 例えば、288×352、144×144の2つのサイズが撮影可能な場合、 戻り値の内容は次のようになります。
{ {288, 352}, {144, 144} }

戻り値:
撮影可能な画像サイズを二次元配列で返します。 動画が撮影可能ではない場合、nullを返します。 返される配列は、このオブジェクトが内部で保持している配列のコピーです。


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