京庵童話劇場〜うさぎとかめ〜


注意:この話は、管理人が突然の思いつきで書いたものなので、
多少(?)本文と違う部分があります。笑って許してね☆

ある所に一匹のウサギとカメがいました。
そのウサギを庵、カメを京と言いました。

ある日、突然ウサギがカメにケンカをうってきました。

「おい、京!!ここで会ったが百年目!!勝負だ!」
「おいおい、いくらカメが長生きだからって、オレはまだ百年も生きてないぜ」
「うるさい!!屁理屈を言うな!!かけっこ(笑)で勝負だ!!」
「ああ?まあ、別にヒマだからいいけどな・・・」

ウサギはカメのやる気がないのをいいことに自分の得意なことを勝負内容にしてきました。
ウサギは走ることにちょっとした自信を持っていたのです。

「あの山のてっぺんに先についた方の勝ちだ!!勝った方は負けた方に
何でも命令することができる!

いいな!!」
「あー、はいはい。好きにしろよ・・・」

―――次の日。

庵は京を奴隷同然に使えることにわくわくしながら当日を迎えました。
しかし、自分の余裕勝ちと思いながらも、前日、猛特訓してたりする用心深いウサギでした。

一方カメは、やはりやる気なさそうにしていました。

「よーい・・・ドン!!」

イヌの社の掛け声と共にかけっこはスタートしました。
(ちなみにイヌはかけっこに加わりたいと言ったのですが、ウサギに断られてしまい、
イヌの『赤毛を自分の思いどうりにする作戦』は失敗に終わりましたとさ)

ウサギはスタートから本気を出して猛ダッシュしました。
カメはグダグダとゆっくりと歩き出しました。

ウサギは特訓のかいあってか、すぐにてっぺんの近くまでやってきました。
後ろを見ても、カメの姿は全く見えません。

「は!本当に余裕だな!やつの奴隷姿が目に浮かぶ様だ!!
ククク・・・ハハハ・・・ハァーッハッハッハ!!!」

3段笑いなんかかましてカメになにをさせてやろっかなー☆なんて考えていると、
昨日の特訓の疲れがどっとでてきました。

まあ、ずいぶん差もひらいていたし、少しくらい眠っても大丈夫だろうと、
ウサギは目をつぶりました。

しばらくすると、下からテクテクとカメがやってきました。
ふと見ると木陰でウサギがすやすやと静かな寝息を立てて眠っていました。

「・・・こいつのことだから、きっとオレを奴隷にでも使いたくてあんなこと言ったんだろーな。
本当にオレにそんなことさせられると思ってるあたり可愛いよな〜」

そのウサギの無防備な姿にカメはイタズラ心をくすぐられました。

「邪魔もいないし・・・いっただきまーす☆」
「んん・・・?き、京!?」
「天国見せてやるぜ☆」
「ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

「ふう・・・燃えたろ?じゃーな。てっぺんで待ってるぜ☆」
「ひ・・・・・卑怯ものーーーーーー!!」

ウサギは立てなくなってしまい、結局カメが勝負に勝ちました。

「さぁ〜て、庵ちゃん☆確か勝ったほうがなんでも言うこと聞くんだよな?
な・ん・で・も☆
ウサギは自分で言ったことをとことん後悔しました。

そしてウサギはカメと幸せに(カメにとっては)暮らしましたとさ☆

END

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しらす:はあ・・・。アップするはずだった京ちゃんお医者さん小説を間違って消してしまい、
かなりショックでした。
でも更新時だなーと思っていたので、何か書きたいなあと思って書きました。
速攻考えた話のわりには気に入っています☆(バカで)

 

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