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愛犬の訓練について

第2話 訓練機の使用目的


命令後を教える訓練とは


待て、来い、止まれ、お座り、伏せ、後づけ、車に乗れ、犬箱に入れ、離せ、飛べ・・等 の命令語を教えるため、犬が望 ましくない行動をした時には、命令語をかけずに強い刺激を与える事が肝心です。
例えば、犬が走る車を見て追いかけた時には、追いかけようとした瞬
間に強い刺激を与える事により、その車が刺激を与えたと思い (一度交通事故に遭った犬は車を避けるのと同じ)、車を警戒する様になります。


望ましくない行動とは

車を追いかける、人を攻撃する、来客を威嚇する、来客に吠える、無駄吠え、他犬 を攻撃する、家畜を攻撃する、家具、靴などを噛む、穴を掘る、余計な動物を追う、拾い食い、体に汚物を付ける等。

 しつけ訓練でお悩みの方に一例をお教えします。
〈大型犬から家庭犬に至るまで〉

1>まず最初に「待て」または「お座り」を教える
  (1)犬に訓練首輪と1メートル位のロープ(引き綱)をつけて
    ロープを持つ。
  (2)犬と一緒に 3〜4歩歩いて、図のような方法でロープ
    (引き綱)を強く引くと同時に、 「待て」と命令語をかけて
    止める。
止まった事をほめてやる。
  (3)こうした訓練を 6〜7回繰り返すと、「待て」の命令語が
    分かるようになる。

2>訓練機による刺激の訓練に入る
  (1)上記と同じように少し歩いて、引き綱を引くふりをして「待て」の命令で刺激ボタンを 押し「待て」を教える。
  (2)〜6回繰り返すと、刺激による命令語が分かるようになる。

  (3)命令語だけで待つようになったら、必ずほめてやる。

3>犬を止めておき犬から離れる訓練をする
  )「待て」の命令で止めておき、図のような方法で 犬から
    1メートル位離れる。
  (2)犬があなたの元へ来たら、止めた所へ戻す。
  (3)犬が別方向へ逃げる事も考えてロープは持つ。
  (4)犬が少しでも止めた所で待っていたら、 急いで戻り
    ほめてやる。
  (5)犬が止まった場所からあなたの所へ 動こうとしたら、
    すかさず「待て」の命令と同時に 刺激ボタンを押し、
    止まっていた所へ戻し「待て」の命令をし、少し離れる。
    待っていたら早めに戻りほめてやる。
  (6)犬が動く瞬間、命令語と同時に刺激 ボタンを押す事が
     大切です。 (犬は見えない引き綱で止められたと感じる)
  (7) この訓練を 5〜6回行えば、命令語が理解できる様に
      なる。
  (8) 命令語が理解できたら、犬から遠く離れてみて訓練の
      成果をみる。

4>犬を止めておき「来い」の命令で 来させ、途中で
    「待て」 の命令で止める
  (1)犬を止めておき「来い」で犬が 5〜6歩歩いたら、手の
    ひらを広げ(図の様に)「待て」の命令で止める。
    止まらなかったら命令語をかけた所まで 戻し「待て」と
    止める。
  (2)犬が「待て」で止まらなかったら、 すかさず「待て」の
    命令語と同時に刺激ボタンを押す。
    犬は刺激を受けるとあなたの所へ来るので、命令を
    かけた所まで戻し、再び「待て」で止めておき、少し離れて
    犬が待っていたら、戻りほめてやる。
  (3)この訓練も 5〜6回行えば命令語が理解でき、訓練は
    終了です。
  (4)犬の訓練は、根気と忍耐が必要です。


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以上のような訓練は基本的な訓練のほんの一例です。他の訓練方法については、弊社発売の訓練用具に訓練副読本をおつけしておりますので、ご参考にして下さい。