FF[の「Eyes on me」で本邦においても知名度のあがった

-アルバムごとに音楽性変わりすぎ、
ついでにファッションも変わりすぎ-

な「Faye Wong」のNew Albumです。
アルバムごとに音像や楽曲のコンセプトをめまぐるしく変えて、 前作では突然 *1)「Eyes on me」に代表されるように売れ線ねらいまくってくれて、 「次はどうするんだろう?」と思っていたら、いつの間にか出ていました

*1)今回の更新に際して久しぶりに聴いてみましたが、実はかなり良い曲でした。
最近のFFがあまり好きではないので、"坊主憎くけりゃ袈裟まで"ってところだったんでしょうか?
いや、思い込みって怖いですね。おかげで佳曲をひとつのがしてしまうところでした。
って、自業自得じゃんッ!
今度"チャン・ヨウ"借りて聴いてみよ

EMI移籍第三段となるこのアルバムを一言で表すなら
「今までの王菲の音楽活動の集大成+α」
といったところです。

今回はひとつのアルバムの中に今までの王菲の楽曲の要素がすべて詰め込まれていて、 さらにDigital Rockボサノバにまで手を出しています。
しかも相変わらずちょっとヘン。そこがいいんだけど・・・

前作はメージャー路線狙いまくって王菲独自の魅力に薄かったですが、今回は以前のマニアックな王菲の魅力がよりわかりやすいメロディと曲の展開の中に組み込まれていて良い形で融合されています。 一皮剥けたというか、楽曲の説得力が増したというか、曲の充実度という点では過去最高でしょう。
サウンドプロダクションも世界に通用するレベルまであがっており、いろいろと小技が効いているので、注意して聴くといろいろな発見があって楽しいです。

しかし、ホント相変わらず聴いてみるまで何を演っているのか判らない人です。 とりあえず「Ozzy Osbourne」みたいなバリバリのBritish Rockな一曲目にびびらされます。 メロやリフをパクッているというわけではないんですが、雰囲気がなんとなく「OZZMOSIS-Tr01:Perry Mason」に似ています。 まぁ、旦那さんがRockerらしいんでそういうことなんでしょう・・・

「Tr10:精彩」はガービッジばりのDance Rockで、かなりノリノリです。