Last update Jul.02,2001

じつはファンマニア

自分ではそうたくさんは買っていないのだが 流体力学を多少なりともかじって(今の研究室もその手だし)、できるだけ静かに冷やしたい身として何気に気になるジャンル。 最近わりと良いかんじのファンがリリースされるのでオレのお眼鏡に適ったものを挙げてみたりなんかする。

小型でイケてるのはこれ。通常のクーラーでは吹き出すのだが、一部ハイエンドなファンでは吸い込み式となっている(走りはAlphaだろうか?)これも吸い込み式を採用している。また、少ない容積で最大限の効果を上げるようにラジアルエアフローと言う外側から内側に向かって狭まる構造になっている。ベンチュリー効果ってヤツですな。こういうスマートな構造は実に好感が持てる、やるじゃん!

通常サイズでイケてんのはこれ。 理由はもろにここに書いてあるとおりで、通常のヒートシンクでは底面すべてを覆い隠してしまうがこのサーもエンジンではコア部分のみで熱をいったん天頂方向へと移動し、そこから水平方向に展開したフィンに伝え、風が下部から抜けて一気に冷却できる構造となってる。実に良く練られた製品だ。素晴らしい。ビバ水冷! ちなみに知名度高いカノープスのFireBirdもこれと似た発想。しかしあれは純粋空冷で、ヒートスプレッダからフィンに熱を伝えるのに水冷を採用しているサーもエンジンのほうがよりアグレッシブ。しかもFireBirdの方が風の切り方が激しいと思われるのできっとうるさいはずだ。しかしアルミヒートシンクのみなので重量は軽いと思われる。 多分サーもエンジンクラスになるとintelやAMDの基準オーバーしてると思う。(実際に調べたわけじゃないのでここは鵜呑みにしないでください)

静音化と冷却製の両立はこれ。あまりにもいろいろとそそってくれるので別コンテンツ

新たな可能性を秘めてるのはこれ。 ただしろくなもの作らないCoolerMaster製なので他社がこれをパックったものに期待。 しかしマザーボード構造の限界を超えるサイズのヒートシンクを取り付けられるという意味では非常に画期的。あと見た目的にイカれてるのもポイント高い。 実際にヒートパイプでどの程度まで熱を伝えることが出来るのかは不明だが。(冷凍機習ったときにもう少し真面目に勉強してりゃよかった・・・)

ま、こんな感じです。 最近やたらと新製品が発売される(毎週必ず・・・アキバでは)このジャンルですが、特に心惹かれたのはこのあたり。自作される皆さんのお役に立てれば幸いです。しっかしこんなところまで読んでる人間なんていないんだろうな。ここのところエロゲレビューまったく更新してないし。

最近イマイチ勢いが感じられない(全盛期は初代K7とPen3で600MHzが壁だったころか?)Alpha、頑張ってもらいたいものだ。アルミヒートシンクに銅のヒートスプレッダを鋳込むという手法は非常に高価になるがなかなかのものだった。その後各社に使用されるようになった今となってはそれだけではやってけませんぜ。