Last update Feb.12,2000
Dance Popの女王Pandraの5th Albumです。
1st、2ndのHard Houseに北欧の哀愁の歌メロを融合したスタイルにK.O.された身としては、3rd、4thは腑抜けたビートに、POPなことは間違いないんですがイマイチ退屈なメロディ。
と曲がつまらなく感じられて、個人的には過去の人と化していたのですが、
ついにやってくれました。
名盤である2nd:Changesのメロと1st:Tell The Worldのハードなビートが帰ってきました。 やはりPandraの魅力はそのときの流行のビートとスウェーデンならではの煌く哀愁の北欧メロの融合です。
しかも、ハードな曲はビートが従来のHard Houseに加えて、Minimal、Trance、Drum'n'bassと
強力にパワーアップしているのでメチャクチャかっこいいです。
まぁ、3rd、4thのPOP路線も通過しているんで、結構バラエティに富んでいて、
あえてPandraが演らなくてもよい普通の曲も結構あるんですが・・・←ダメって訳じゃないですよ
で、個人的な感想です。
Tr:01
Drum'n'なビートに、POPなのにやたらと疾走感のあるメロが載る。
Tr:04
グルーヴィーな歌メロが心地よい、Pandraお得意の歌ものHouseチューン。
Tr:05、Tr:10
レゲエのリズムを取り入れつつも、あくまでもメロが北欧哀愁しているAce Of Base風の。
Tr:06
ノイジーなギターがなんだか暖かくていい味出してる今風バラード。
Tr:12
ギターカッティングがクールでちょいとノスタルジック。80年代イタロハウス風な。
Tr:08
アップテンポな割に結構隙間のある音像の中をベースと鍵盤がゆったりと動いていって、妙な浮遊感のある。この曲けっこう斬新かも。
Tr:02なんといってもこれがおすすめ!
間奏のピアノアルペジオは綺麗だわ、何故か入っているエレキギターは結構テクニカルだわと有無を言わさぬかっこよさ!
Tr:07
アンビエントなアコギと浮遊するPandraのサンプリングヴォイスが美しい、
歌ものアンビエントHouseのお手本。
サビのシンセストリングスも幻想的でよいです。かなりKawlです。
とまぁ、こんな感じに結構おいしいアルバムに仕上がっています。
不満といえばPandraのボーカルに初期ほどの張りが無いことと、
2ndのSands Of Timeのような泣けるバラードが無いことです。
まぁ、そこまで望むのはムリでしょうけど・・・
先端のClub Beatを普遍性のある歌メロによって、わかり易いスタイルで掲示してくれるPandraは
やはり只者ではありません。
そのPandraが新たな千年紀に向けて放った力作です。
さあ、そこの洋楽食わず嫌いの貴方。MAXや、TwoMixなんてパチモン聴いている場合じゃありません。
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