「あした」への返詩
= てがみ =
meme
貴方に「さよなら」言いました。
体の中に真っ黒な雲が立ち込めてどしゃ降りです。 漂う船に乗り、荒れ狂う心の海に沈んでいきました。
海の底、暗みに覆われた世界
昨日の私も、あしたの貴方も何も見えない世界です。 抜け落ちる髪も、朽ちていく体も、安らぎに感じました。
まだ、生きているんです。 こんなに深い闇の中でも、ちゃんとお腹が空いてきました。
手探りで食べ物を探しに行きました。 気付いた時には陸の上
そんな私が可笑しくて、お腹を抱えて笑いました。
眩しい太陽、吹き抜ける風 私を優しく癒します。
もう一度、太陽追いかけます。 愛しい2人追い越して、
永遠(あした)、二人の空に「さよなら」言います。