| かくれんぼ P詩人 
 駄菓子(だがし)を頬張り 鼻を垂らしてべそをかいていた あゝ 土手の橋の下で
 穴の空いた靴と つぎはぎのシャツ着て
 涙もふかずに あゝ 声出してわめいた
 
 路地の水たまりにうつる 
 夕日はずっとずっとにじんでたずっとずっとにじんでた
 ずっとずっとにじんでた
 今よりずっと にじんでたよ・・・
 
 煙を吐く汽車は 何処まで行くんだろうサンタクロースは あゝ いつの間に来たんだろう
 へそを隠しながら 雷をにらんだ
 雨上がりの空に あゝ 虹が浮かんでる
 
 街灯の切れた道を行く 
 月はずっとずっとついてきたずっとずっとついてきた
 ずっとずっとついてきた
 何処までもずっとついてきたよ・・・・
 
 もういいかい まだだよ もういいかい もういいよ・・・・
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