うた
琥珀
君に歌を捧げようと思った
君に心を預けようと思った
震える耳に響く緊張
頭をつまみ上げる自分の戒め
何かに託すのは古くさいと云う
誰かにねだるのはわがままと言う
ただ1枚の紙にありありと
私のすべて描けたらいいのに
一番君に届くものはなに 一番君にわかるものはなに うた 詞 詩 詠 唄 歌・・・
ただ一言でも眠りを覚ます
誰よりも透明な部分を奏で
体に染みる痛みを伝えよう
生まれ変わる細胞のひとつでいい
私の代わりに歌となり
光を以て
君へと届け