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二人の忘れ物 心夕紀 夜の海に二人で向かう
始めていったあの海に
二人は、無言のまま車の中で心を揺らす
瞳に映るものは、何だろう?
二人で過ごした日々は、何だった?
どっちがどう、悪い訳じゃない
ただ、お互いの優しさや楽しさよりも
ただお互いの欠点だけを見始めただけ
そうやって好きな気持ちが、欠点ごときに負けてゆく
心を温めてきた時間が長かろうと
氷の心を持った二人には、何の意味もない…
あの、海に行って昔の俺たちの、影を見たいのかな?
涙や悲しみや、優しさや,後悔が流れてゆく
それを、二人してこの海にながすのだろうか・・
それとも何かを、取り戻したいのだろうか…・ |
作者紹介/心夕紀。本人のページ。よかったっらここもみてください。 |