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砂の上で触れ合わない手 渚 こんなにも狭い世界なのに どうして僕らは触れ合えないんだろう 波の音が優しく響く砂浜で 寝転がっても うずくまって砂を手の平で持て余すだけ 灯かりを見つけることが出来るのなら それは一つの真実かもしれない 冷たいコ−ラが喉を通る瞬間のようだ どうしてもっと近くにいないのだろうか こんなに温もりがある砂浜なのに 綺麗な言葉の一つも浮かんでこない 階段を駆け上がる君 僕が蛇口を捻る でも触れ合わない 感触が無い どうして触れ合えないのだろう この砂浜で僕らは |
作者紹介/渚。中学3年で受験生です。去年の夏頃から詩を書き始めました。感想、待ってます。 |