ひとりでいられない

miyako

詩: ひとりではいたくない

いられない　と思って

自分のことを想ってくれる誰かを求める

想ってあげられる誰かを探してる

それが　友人であれ　愛人であれ

男であれ女であれ

自分以外の誰かを

心の拠り所のように

自らの味方のように

居て欲しいと焦る

この世の中に独りで居ることの恐さ

多数の中の孤独に耐え兼ねる自分を知っている

誰でもいいと思うほどに　淋しいとは思いたくない

そう言い続けることが

本当は淋しい

素直に淋しいと相手を求められないから…

本当は愛して欲しいと打ち明けられないから…

強い自分のスタイルを崩せない

ひとりきりでも大丈夫と　本当は思ってなどいない

淋しくてしかたのない

この胸の内の情けなさが

本当は哀しくて恥ずかしくてどうしようもない

「誰カ、コノ傷ニ触レテクレマスカ？」

差し伸べられたあなたの手を

この渇いたココロが傷を付けても恐れないでいて

触れられることにも慣れていない

誰でもいいようで他の誰でもないあなたの心を

上手く受け止めるすべを

私は知らないのです