花瓶のある窓 Nemissa 春のうららかな昼下がり ぼんやり窓から顔を出す そこに見えたのは花野原 みんな競って咲いていた 次に窓から見てみると もう肌寒い冬でした そこは一面の枯れ野原 花のうてなはどこへやら 同じ窓から見た景色 たったの二回見ただけです その間何があったのか それはわたくしも知りません あなたも同じ花の顔 もっと大切にしなさいな 青春の日々も逃げるゆえ ちょうど花びらが散るように |
作者紹介/Nemissa。ぴちぴちの大学生。ハイネが好き。悪魔ときどき猫。最近憑依に夢中。(注:実はまともな人間だったりする) |