詩人達の部屋

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作者へメール


アステリスクの花束を

猫目石


午前1時のメール

言葉は足りない




午後3時の外出

髪を切った

外は雨でした

穏やかに




銀のハサミ




午後7時の夕食

冷凍のパイ冷凍の気持ち

鮮度は保たれたまま

でもおいしくない




午後7時54分

閉店直前の花屋に駆け込む

やはり私はどうしても

この日ばかりは囚われてしまう




忘れることを演じても

水のように空気のように

なくすことはできない記憶




そうして午後11時のメール

お祝いなのか弔いなのか

私は心の中で決めかねながら

貴方に向けて送信する




アステリスクの花束を




***









作者紹介/猫目石。*←これのことをアステリスクっていいます。この系統で色々できそうだなぁと(詩とかが)思う。