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みらい 千佳 強い陽射しが首をうち 目がさめる 冷たい牛乳を飲む 口のまわりが白くなる ドアを開けたまま 着替えをする 目に映るものすべてをやりすごして 枯れかけた花を残したまま 外に出る 大切なものを失うことによって なくなった小さな習慣のひとつひとつ 目の前には階段がある のぼり終えたところに なにがあるわけではないことにも うすうす気がついている それでものぼる 強い陽射しがまつげをうつ みらいをおもう |
作者紹介/千佳。詩作をしています。HPつくりたいのですが、まだ力がありません。冊子をつくって販売しています。興味のある方はメールをください。 |