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この真夜中に sora 月に照らされた千切れ雲 風に逆らって進もうとする 時間のいちばん先端にいて 星の旅する足跡を見ている この真夜中に 雲はすでに消え去り 風に洗われた光が地上を満たす 街路樹の影がそろそろと伸びる この真夜中に 消えかかる悲しみを惜しんでいる 欲張りな私の心 感情のどれ一つだって 逃したくないのだった たとえ震える程苦しくても 手放すのが惜しいのだった もっともっと囚われて もっともっともがきたい ・・・この真夜中に |
作者紹介/sora。DTPの仕事(自営)の合間に詩を書いていますが、今は暇なので詩作の合間に仕事してます。既婚、子供は一人です。パソコンに向い過ぎてひどい乱視になりました。パートナーは写真家です。 |