フレア
葉月京
少し無理をした
このまえは
このヒールの高さは初めて
必ずつまずく
ための華奢
きれいに見えたいのは
懲りずにまた
恋をしたいのです
うすくてひらひらする
透明なフレア
がわたしを呼ぶ
軽やか
甘いぬくもりが
迷わずわたしを
捕らえるように