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「存在」

水城 雪夢音


幻想は幻想で

ときめきはときめきで

身分はわきまえて

大切な存在の大切な時間

抱きしめる


夕暮れ

急に降り出した雨・・・


静かな時間の静かなときめき


私は前に出ては行けない・・・

こんなに頑張っている貴方の

となりにいてもいけない


でも、この場所からなら、

貴方を見ていて・・・いいでしょう・・・


貴方の全てが見たい

貴方の全てが見たいから・・・


そう


微笑んで、泣いて、怒って、悲しんで、笑って、酔って、

また、微笑む。

そこにあるはずの幸せは・・・

私には、輝く宝石より魅力がある、

酷く離れた扉の更に向こうにあるように・・・


微笑んだ貴方が見たい

笑った貴方が見たい

怒った貴方が見たい

泣いて、悲しんでる貴方を見たくないけど知っておきたい・・・


貴方の全てが知りたいけど、

貴方の全てが大切だから

そして・・・

私は

貴方の為に

私の為に


時の中の存在を決め込むことにした・・・


それが・・・・・

一番イイ・・・・・・・・・・・・・


誰もが私の決めた事を、愚かと言う、

勇気を出してぶつかれと言う・・・


ちがう・・・そうじゃないんだ・・・


私が貴方の時の中の存在でしか存在しないと決めるのが、

ただ、隣に居るだけよりどんなに勇気の居ることか、

皆は知らない・・・・


そうだ・・・間違ってない・・・


私は貴方の時の、ほんの1ページの存在に・・・・


それが・・・

一番イイ・・・・・・・・・・・



作者紹介/水城 雪夢音。私は言葉使い・・・未熟な言葉使い・・・いつか・・・・言葉守と名乗れる日がくるまで・・・・私は言葉を連ね綴り続ける・・・・。