うたをうたえ

中島理

知らない詩

淫らな詩

溢れ続ける

細かい言葉

夜の空気が洗う

全ての言葉と

個人で有ることの

束縛感wo

皆はうたう

バラけたイミの消えた

貞操感のない

エレエレエレエレ

エロチックなうた

煙が見える

人とのいざこざで

勃つケムリ

縞々な

蒼い蒼い

邪な

ワタシワタシ

注意書き

「間違いは認めましょう」

私が好きな

貴女が生きることは

私にとっての快楽

そう、ひとつの音楽なのです

全ての生は

音楽に等しい

和音を繋げて

曲が出来る

「あっ、知ったかぶりね」

ねぇ、インテリ

ねぇ、美少年

ねぇ、不感症

貴方は

目を見て

人と話せない

でしょ？

うたをうたえ？

共感できるような

関数？

または知ったかぶり

私は知っていることは

知ったかぶりと

全て言う

だって

知らないことは

ひとつもありゃしないから

私の世界で

言葉は

全ての全ての

始まりで

支配者