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ウィーバー・ストリート めだ ジミーは劇場の前に座り込んで 靴墨こねこね客を待った 一晩稼いで家路につくと 娼婦の口が愛をせびる 後悔の朝、無力な心 鏡の男に名を問えば 答えはいつも素っ気なく 変わり様もない、「磨き屋ジミー」 ウィーバー・ストリートに戻って来いよ 完璧な空、デタラメな街 みんながまるで英雄気取り どんなに派手な季節でも ここだけいつも狂い気味 アローネはベッドに潜り込んで ドキドキしながら薬を打った 途端に彼女は鳥になり いつもの客も満足さ 失望の朝、消えた羽根 鏡の女に名を問えば 答えはいつも挑発的 渇いた声の、「娼婦アローネ」 ウィーバー・ストリートに戻って来いよ 適当な夢、デタラメな街 みんなが過去を紡いでる こんなに確かな時代でも ここだけなぜかいい加減 |
作者紹介/めだ。♂、あんこが苦手。 |