水
葉月京
水にたゆたう蜜のきらめき
つれてゆかれる
おちる
海はあまく藻類をゆらす
ひらめいてひかる
にげる
胸の内に宿る花 花
もう誰のものにもならない
花 花
水にかえる
あなたをもとめて
想いは水の中へ