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ふるえ yuu ガラス玉に 映る世界が にじんで 逆さに見えた この 逆さの世界が もし 現実だったら 暗い路地裏から 空へ伸びた あの 階段を 駆け上がっていけたかもしれない そんなことを 想いながら 掻きむしった皮膚から ぽろぽろと 黒い かさぶたが はがれ落ちる かさぶたの下の 傷跡が 止まった呼吸とともに 浮かびあがる想いを 射すくめようとした 瞬間 固くにぎりしめた 手のひらの すきまから ふいに 無数の涙が 零れ落ちた |
作者紹介/yuu。よろしくおねがいします。 |