大日本帝國万歳

めだ

肝硬変患者のような顔色の

青いスーツの坊やの嘆き

朝、晴天、１０月の無意味さ

見えざる学生達は手探りで敗者を求め

その支配体制の強固さに酔いしれた

近代社会の呼び名の下に

民主主義信奉者どもの初潮を祝う

我々の血税は文字通り血となって

連中の股から吐き出されてゆくんだよ

見てみなよ、あの先生なんて鼻にもタンポン詰めてるよ

哀れなもんさ、あれじゃ息もしづらいだろうに

我が帝國、我が日本

坊や、どうだい、いい国だろう

天皇陛下万歳！

我々は皆、下水処理のバクテリアみたいなもんさ

陛下の御心に賜るべく

選民思想の崖っぷちに立って

今朝もまた野郎のクソを分解する

朦朧と吊り輪にしがみつく

黄色いネクタイの坊やの嘆き

夢、現実、社会の低能さ

かつてのカルト狂テロ教団が

今朝もまた地方住民とじゃれあっている

公安も民衆も奴らを排斥することに使命感を燃やすが

ヤクザの発砲事件は日常の必要悪らしい

現金なものさ、極道の血は甘いんだってよ

では僕の血はどうなんですかと

坊やの先生にも訊いてやれ

我が帝國、我が日本

坊や、どうだい、いい国だろう

自由民主主義万歳！

我々は皆、海底で揺れ踊る海藻みたいなもんさ

陸地になんて想いも寄せない

ただただ酸素を吐き出して

そのうち放り込まれたゴミ山の下で腐ってゆくだけ