|
|
|
|
天啓ぎっこんばったん 土井太 住宅の谷間 広場とは名ばかりのところ 枯れた草に埋れるように 青く塗られたシーソーがある 誰かの思い出の中では 確かに揺れていたのだろうけれど 楽しかったことについて、何故楽しかったのか 言葉にするのは難しいことだから 誰かがその答えを 見つけだすまで シーソーは使われもせず さりとて、捨てられもせず 自分の使命について告げにくる者を 待ちつづけるのだろう 99/7/3 作 |
作者紹介/土井太。紹介でえらそうなことを書いてしまったな。品格に自身のないやつに限ってえらそうなことをぬかすもんだ。はは。これも教訓だね。 |