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独立トマト共和国 土井太 捨てるに捨てられぬ 荷物のように トマトが、その実を ぶらさげている しかし、さほど困惑しているように 見えないのは 何がしかの生きがいが そこに含まれているからだろう 日章旗の赤い部分が 仮にトマトに描きかえられたなら ごく、個人的にではあるが 多少は気楽に 生きてゆける世の中に なりそうな気もする
99/8/11 作 |
作者紹介/土井太。詩に関心をお持ちの諸君に、この言葉を進ぜよう。「詩はバカになるための道である」 by拙者 |