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水に沈む

水月央


リンクを抜けて 僕は君へと繋がろう

数多い君への近道の中で 一番速い方法で




君がどこにいるのか あててあげようか

僕には簡単なことさ

君が見つめる空間に僕もいるから


君がふっと目を逸らして見た

窓の外は揺らいだ海の底みたいに暗いだろう

時間を越えていく 波の上泳いで


朝も昼も夜も関係なく

この瞬間確かに ボクラハツナガル

微量な熱を感じながら

君へと沈んだ


更新されていく 無数の情報たちを掻き分け

隠された君を探す 次のドアをノックして


君が何を思うのか わからないけど

僕は理解したいんだ

君がすべての君を見せてくれたら

少しはわかるのかな


どこが端っこか見えないほど

世界は広がり始めた 融合と分離を繰り返し

時間を越えた 光射す空間の中


晴れも曇りも雨だって関係なく

この瞬間確かに ボクラハミツメアウ

多量の雑音の中で

君だけを感じて


朝も昼も夜も関係なく

この瞬間確かに ボクラハツナガル

微量な熱を感じながら

君へと沈んだ



作者紹介/水月央。ふにゃふにゃ〜。ただいま言語システム復元中。ぺぱぽぺのへ〜。