バードマートレポート11

 会場の片隅には簡易舞台と60人くらいが座れる観客席があって、そこでは連れてきた自分の鳥さんの「親ばか杯争奪うちの子自慢ショー」をやっていました。まずはひっくり返ったまま手提げカバンのようにゆられてしまうキバタン。そして飼い主さんの指示通りに、その場でぐるぐるまわったり、翼をはばたかせるボウシインコ。なかでもすごかったのは女の方が連れてきたルリコンゴウインコで、「翼をひろげて。」と声をかけると大きな両翼をいっぱいに広げます。とても壮観でした。しかも飼い主ではない司会の人が、「もう一回、お願い。」というと、すぐにまた翼をひろげるのです。司会者も調子に乗って「もう一回。」「もう一回。」と何度も声をかけます。するとルリコンゴウ君はそのたびにきれいなつばさを何回も何回もひろげます。あんまりしつこいので、ルリコンゴウ君はついにボイコットして司会者をにらみました。「ごめん、ごめん。やりすぎたね。…でも、もう一回!」するとルリコンゴウ君は「しょうがないなあ。」という感じでゆっくり翼をひろげました。会場は爆笑&拍手喝さいです。

いちばんの親ばかは誰? はい、このとおり デッドヒート!

 そして、お客さんが連れてきた鳥さんたちで「かけっこ」も行われました。フェザー級、ミドル級、バタン級(笑)の3グループに分かれて、きめられたコースを駆け抜け早く飼い主のもとに歩いて行く競争です。フェザー級の勝者は、なんとおっとりホワイトフェースオカメ、ミドル級の勝者はアカビタイムジオウム(ヒメコンゴウはゴールできず立ち往生・カワイイ!)、そしてバタン級はタイハクオウムとルリコンゴウのデッドヒートでした。ほとんど同時にゴールして司会者も「写真判定が必要でしたね〜。」と悩み結局2羽とも1等賞。そして勝者の4羽が一同に介して決勝戦です。「よ〜い、どん!」結局ぶっちぎりでアカビタイムジオウムが優勝しました。

エキゾチックアニマルショー ケージもいろいろ おもちゃも鈴なり

他にはイグアナやニシキヘビを体感するエキゾチックアニマルショーもおこなわれ、家族連れに大人気でした(失礼ながら鳥ではないので私達には退屈でした・笑)。 もう帰る時間ですが、だだっこの様にぎりぎりまで会場をかけめぐっていました。会場を出ても頭の中は鳥たちの余韻でぼーっとしていました。何度でも行きたくなるアメリカ・バードマートでした。

前へ戻る 目次 次に進む
トップ